現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

受験シーズン開幕!センター試験後に親としてできること・接し方

f:id:startingles:20171210190212j:plain

いよいよ受験シーズンの開幕ですね。

センター試験はほぼすべての受験生にとって初めての本番になることでしょう。例年通り「今年の国語難しすぎw」ていう感想が溢れかえるのでしょうか。

さて、塾講師をやっていたときセンター試験について質問をたくさん受けました。もちろん生徒さんからもですが、以外とご両親の方が私に「親としてはセンター試験の最中、試験後にどういう接し方がいいのでしょうか」とアドバイスを求められることが非常に多くありました。なので、今回は親として受験期のお子さんに何ができるのか?という視点で記事を書いていきます。

 

まずは自分の体調管理

お子さん思いのご両親に多いのですが、我が子に頑張ってもらいたい思いが強すぎて灯台下暗しになっているパターンがあります。

この時期受験生は本当に風邪等体調の変化・環境の変化に敏感になっていて、極端な話周囲で鼻をすすったり咳き込む人がいるだけで、ピリピリしてしまう生徒さんも大勢いました。お母様・お父様もぜひ体調管理に人一倍気をつけてください。この2ヶ月間くらいはマスクをつけ、手洗いうがいなどの衛生管理を徹底していただけるといいと思います。

あと、これも難しいのですが、周囲から意識されすぎるのも受験生にとっては嫌な気持ちになります。例えば、親から子に手洗いうがいした?マスクつけなくていいの?体調大丈夫?と毎回聞かれると、かえって自分が受験生なんだ・今は本当に人生で大事な時期なんだというのを強く意識しすぎてしまい、精神的に不安定になってしまった生徒さんも見てきました。難しいですが、意識させすぎず、かつできる範囲でしっかり体調管理をするという行動を心がけましょう。

 

禁断の言葉「何点だった?」

最近の受験ビジネスは凄まじいので、試験のその日の夜には各予備校が試験の解答予想をHPにアップします。つまり当日には自分が何点だったかわかるのです。そこで、「ねえ、もう解答速報みれるようになってるよ!」とか、「何点だった?去年の合格最低点何点だったよね?」とかは絶対に言ってはいけません

というのも、試験を受けた当の本人が一番点数を知りたいはずだし、またできなかったところの復習のためにも採点は必ずしなければなりません。親から言われなくとも、必ず裏でこっそり採点を済ませているはずです。人間はすべからく単純ですので、予想よりいい出来であれば自分から報告したくなる(あるいは明るい表情になる・饒舌になる)ものです。一方であまりいい結果でなければ表情も暗くなります。また実際の点数と過去の合格点を比較したところで、正確な合否などわかりませんので、ぐっとこらえていつも通りの接し方を意識してください。

 

過剰なサービスもダメ!

受験で張り詰めた空気の中頑張ったのだから家では最高にリラックスさせてあげたいと思う気持ちはわかります。が、いつも以上に豪華な夕ご飯だったり、いつもはしないけどお茶を出してあげたり・・・など過剰なサービスをすると、受験生の中には「こんなにも家族に協力してもらっているのだから絶対に合格しないと・・・」とネガティブな方に考えてしまう子もいます。張り切り過ぎても実力が出せないので、こういった側面からもプレッシャーに感じてしまうような性格のお子さんでしたら気をつけてあげてください。

 

受験は長丁場

センター試験開幕から短くても1月、国立の場合は3月まで長引く可能性もあります。受験生自身もそうですが、ご両親も一喜一憂・てんやわんやしていると、とてもじゃないですが身も心も持ちません。お子さんを信じて大局観で見守ってあげてください。

結果がどうであれ、その時その時の全力が出せるかどうかが一番のポイントです。

 

最後に

今回は受験期の注意点を親目線で書いていきました。塾講師時代に感じたことは、受験生だけでなく、もしかすると本人以上に緊張して結果が気になっているご両親の存在です。今日からセンター試験ですが、ぜひ暖かく見守ってあげてください。ご両親のサポートには受験生自身も必ず感じ取ってくれていますので!