現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

痔の術後体験記-Part5退院から術後一週間

 

退院日

さて、術後2日目、朝の検診を終え、特に大きな問題がなかったので(痛み、出血、浸出液はもちろん継続していますが)退院の許可が出ました。痛いですが、自力での歩行はもう問題なくできていましたので、私も不安はありません。思ったより退院の説明は雑で、ほぼ放置でしたが、一点だけよく注意するように言われたのは、術後の大量出血です。肛門の手術後で一番怖いのは、退院後の大量出血らしいのです。この出血は、浸出液とまじって傷口からじわじわ流れるピンク色程度の血液とは異なり、排便時に塊となって一気に鮮血が出てきてしまうことを指すようです。こうなると自力での止血は難しく、また気づけば血圧低下、貧血となり自分で病院に行くことすら難しいようなので、迷わず救急車を呼んでほしいといわれました。いや、怖すぎでしょ。

 

術後6日目まで

さて、退院してからというもの、徐々に日常にもどれるかというとそうではありません。確かにちょっとした買い物や洗い物などの家事はできますが、仕事や長時間の外出は考えられません。トイレの度に激痛が走り、それ以外も痛みが常に付きまといます。自力歩行はできますが、まだまだペンギン歩き。仕事がある方は術後すぐにの復帰は期待せず、休みを余分に見越すか、せめてリモートで復帰することをお勧めします。私の場合はリモートなら何とかという感じです。お尻の痛みはお風呂につかると魔法のように楽になるので、リモートの仕事時には少しの隙間時間に何回もお風呂に入るようにしていました。

5日目まではうーん、よくなってきてはいるのかな、、、、という感覚だったのですが、6日目が問題でした。この日もいつもどおり朝に便意を感じトイレでいきんだところ、かなり固くかつ大きめの便が出ようとしているようで、出口の付近で止まってしまいました、肛門の手術の後遺症として肛門狭窄があげられるのですが、肛門の柔軟性が失われ、細い便しか出ないようになってしまう時期があります。もうそこまで出ているのに便がでない。踏ん張っているときにトイレットペーパー越しに確認すると、便の頭はもう対外に顔を出している。それでも出ない。私はいままで便秘の経験もなかったので、非常に焦ってしまい、無理にでも便を出し切らないと体に相当悪いんじゃないかと思い込んでしまいました、すると、便ではなく、鮮血の塊が便器にたまっていました。またお尻をガーゼでふくと、真っ赤な血が止まることなくガーゼに付着しています。先日受けた退院時の説明が頭をよぎります。これはまずい。でもすぐに止まるかもしれないし、とりあえずお尻が痛すぎるからお風呂につかろうとシャワーを浴びたのですが、お尻を経由して排水溝へと滴る水が血を含むことで赤くなっています。これはもうやばい、ということでタクシー病院に行きました。すぐに血圧と体温を測られるですが、おそらくそこで緊急性は低いとの判断で、なんと1時間も待たされました。ようやく診察に呼ばれ、お尻を見せると、確かに出血してるということで、もう30分、簡易的なガーゼでの止血をして、それでも止まらなかったら麻酔をして止血処置をすると言われました。また麻酔、しかも手術、ということで頭が真っ白になってしまいましたが、とにかく時間の経過を待つしかありません。

運命の30分後、先生がきてガーゼを取り除いていきます。「うん、血、とまってるね。」。よかったーーー

無事に止血のための再手術なしで家に帰ることができました。