現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

痔の手術体験記-Part④手術後の排便での激痛

さて、手術翌日のもっとも深刻な試練は早朝に早速やってきます。翌日は検温が終われば自分で歩行してトイレに行くことが許されます。ほとんど寝ずに朝を迎え検温。37.0度と若干高いですが、手術後で痛みもあるため許容範囲ということで歩行許可を獲得。すぐに試練へ、そう手術後初の排便です。手術明けから酸化マグネシウムを飲むように言われているので、硬い便にはならないのですが、私の場合はもともと軟便体質なので、マグネシウム摂取は相当おなかが緩くなりました。排尿の時点で、特に尿がおわるときにきゅっと締める動作、術前は意識すらしていたなかったことですが、実はかなり肛門付近に力が入っているようで、激痛です。排尿ですら激痛なのですから、排便は、、、しかも先人たちのブログにも排便は地獄とかいてあったので、便意はあるけど出すのがものすごく怖い、というジレンマに陥りながら便座に座っていきみました。実際はどうかというと、もうこれが本当に激痛でした。まじで。終わってからもお尻がじんじんと痛み、文字通り30分はトイレから出られませんでした。冷や汗、脂汗が止まりません。なんど神様に祈ったことか。でも、しらべると子供を産むときの陣痛はこれ以上に痛いらしく、もうそれは想像を絶しますね。私は間違いなくこれまで経験してきた中で一番の痛みでした。麻酔はもう完全に消えているので、終始息しているだけで痛みます。本当にこの痛みはおさまるのだろうか、、、看護師さんが円座を貸してくれましたが、円座は円座で幹部が逆に広げられる感じで痛みが増しました。立っていたも横になっていてもいたくて、ああ肛門は日々こんなにも重力をうけていたのだなと気づきました。常に肛門の穴にスイカがはまってしまっている感じが感覚的には近いです。

痔の手術体験記-Part③手術(手術室での緊張から排尿の安堵まで)

さて、ようやく手術から手術直後の生活について記録します。

前回まではこちら。

 

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手術

さて、ようやく手術当日を迎えました。前日の夜から絶食、当日は朝から水も飲めません。体温と血圧を測り、いざ手術室へ。手術が初めてで、下半身麻酔も当然初めて。緊張しすぎていて血圧もおかしかったようで、手術室の看護師さんが不安を取り除くために優しく会話をリードしてくれました。ああ、医療従事者ってまじでかっけえ。

いざ、麻酔注入。麻酔自体の痛みは思っていたよりも3倍マシ。なんなら前日の点滴の注射の方がよっぽど痛い。麻酔が入ると、すぐに下半身の感覚がなくなってきました。じんわり痺れていって、途中で急いでうつぶせになって、あとは流れ作業。意識ははっきりありますが、下半身の感覚はほとんどなくなっていきました。温度の確認で冷たい氷のようなものをお尻に充てられましたが、まじで冷たさ感じない。あれよあれよと手術開始。音とにおいは感じるもんだから、けっこう進行過程がわかっていやな気持になりますが(歯医者の治療で機械音なるといやなのと同じ感覚)、痛みはなし。結構血が流れてる気はする。15分くらいだろうか、先生が手術終了の合図。診察であれだけ不愛想で苦手だったのに、手術室では頼もしく見えてしまった。悔しい。ストレッチャーに乗せられ自分の病室へ帰還。ああ終わったんだなーと感動。

 

術後

先のとおり、手術はアッという今に終わり、これで新しい生活を送れる、なんて感動していたのですが、本当の地獄はこれからでした。麻酔がまだきいているので痛みはない。というか足の感覚すらなくて、自分で動かせない。自分のベッドに戻った時に、これから注意してほしいことを看護師に言われる。まず、ぜったいに頭を上に起こさないこと。麻酔の関係で、激しい頭痛に見舞われることがあるらしく、その予防としては頭を体となるべく平行にすることが大事らしい。次に、あおむけをキープし、お尻をベッドに密着させること。自分の体重で止血するイメージなのだそうだ。ほうほう。そして最後かつ最大の鬼門。いま、麻酔の関係で下半身の機能がすべてマヒしています。徐々に感覚がもどってきますが、問題は膀胱の機能もマヒしてしまっているのです。術後4時間たっても排尿ができなければ、導尿(つまりはカテーテル)をするので、それを回避するためにこれからとにかくたくさん水をのんでくださいとのこと。2リットルを目指しましょう、と告げられました。カテーテルはかなり痛いから本当にがんばって排尿できるようにしてください、と看護師さん。ぬぐぐ、、、カテーテルは想像しただけでいやすぎる。水をのまなきゃ。でもそもそも体を横にしたり起き上がることができない。ペットボトルにストローを指し、半分こぼしながらとにかく水を飲みまくる。通常ならこれだけのめばトイレに行きたくなるタイミングなのに、一切の排尿感覚がない。やばい。。。あと30分ででなければ、残念ながらカテーテルです、、、恐怖のアナウンス。水が溜まっている感覚があり、なんならおしっこをかなり我慢したときの、あの膀胱炎ちっくな痛みの感覚はあるのに、排尿のために踏ん張るという動作ができない、というか感覚がない。看護師さんがついに宣告。。。あの、最後の最後、一度トイレに言って試してみてもいいですか?看護師「本当は体を大きく動かすのはだめだけど、若いし車いすでトイレまで行って、ちょっと試してみようか」。本当に感謝しかないですが、車いすをつかっていざトイレへ。やはり感覚はない。でもほんの少しだが、体の奥の方で少しばかり排尿のためにいきむ感覚が戻ってきたようにも思う。最初の入り口だけ勢いがつけば、重力でなんとかならないだろうか、そうおもって、変な体制だけど膀胱がうえ、股間の終点がしたになるようなアクロバットな体制をする(もちろん足にはほとんど力が入らないので、ほとんど両手の力で)。

するとどうだろうか、草木にかかる朝露のように、はかない水滴がぽつりぽつりを滴っているではないか!2リットル飲んでいたので、水滴がしたたる程度の勢いだと排尿量がおいつかず、5分くらいずっと出続けました(笑)。看護師さんもガッツポーズ。もはやトイレを除かれているといった羞恥心もなし。私もアイコンタクト、瞳でガッツポーズ。なんとかカテーテル回避。その日はずっと仰向けでそのまま就寝時間へ。排尿を終えられた安心感と手術を含めほぼ一日横になっているので疲れてはいましたが、なかなか眠りにつくことができませんでした。また、手術痕からの排出液も大量にでてきてしまい、お尻のあたりが常に湿っていて気持ち悪いのもあります。頭を常に体と並行な高さに維持する必要があり、起き上がって何かをするわけにもいきません(まあ、する元気もないですが)。しょうがないので、消灯時間が過ぎてもイヤホンをしてポッドキャストを聞いていました。同じ音楽をループするにも限界があるので、オーディブルには本当にお世話になりました。

痔の手術体験記-Part②入院(準備とキャリア反省)

さて、手術が必要と発覚してから実際に入院するまでの記録を今回は書きたいと思います。ちなみに前回はこちら。

 

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入院までの1か月

手術とはそういうものなのか、総合病院だから予定が埋まっているのか、私にはわかりませんが、指定された手術日程は診察にいってからちょうど1か月後でした。私の感覚では、手術が必要なのであれば、わりきっていち早く受けたかったのですが、しょうががない。1か月の間に悪化しないのだろうか、そもそも1か月もこの痛みに耐えられるのだろうか、もやもやは続きますが、私にできることは特にありません。総合病院での診察後に処方されたステロイドの塗り薬を患部にぬると、気持ち程度ですが痛みはマシになりました。今振り返ると、この手術決定から実際に入院するまでの1か月は精神的にもかなりしんどかったです。うつ病のような症状で、いくら寝ても眠い、ベッドから起き上がる気になれない、食欲もないし、テレビや漫画を読もうにもすぐに疲れてしまう。なんと1か月で体重が5キロも落ちてしまいました。

どこかのブログの文章の拝借ですが、”健康とは健康以外のことに集中を向けられること”。本当にその通りだと思います。この1か月間、手術や今後の生活のことで頭がいっぱいで、常に上の空状態。かなりやばめの精神状態でした。振り返ると、こういったときに、匿名でもいいので経験者に相談できたりしたら、気持ちが軽くなってよかっただろうなと思いました。そういった意味だと、先人たちのブログを読むと、少し勇気が湧きました。

 

いざ入院

さて、何とか1か月を乗り切った(乗り切っただけで人間らしい生活とはかけ離れてます)私は、ついに入院する日を迎えました。事前にもらったパンフレットで持ち物チェックリストが書いてあったので、旅行にいくような大荷物になりましたがパッケージングしていきました。大量の下着にガーゼ、生理用ナプキンなどなど。ナプキンは他の人の体験ブログを読んで、ナチュラムーンを買いました。お尻の肌って意外と敏感ですぐにかぶれちゃうので、お肌に優しいものが最優先です。※ちなみに、術後の浸出液は思ったりよ量も多く、かつ湿った感じがかなり不快なので、ナプキンでいう”多い日”用のものを要しすることを強くお勧めします。

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お尻の病気だけに、座薬などの準備もありできれば個室がよかったのですが、あいにく私は6人部屋になってしまいました。

午前中に今後の流れや病棟の案内などが終わると、午後はほぼ放置です。Wi-Fiもテレビも有料という鬼仕様なので、事前にダウンロードしていたKindleの本と漫画を読み漁り、暇をしのぎます。基本的にはベッドによこになっているので、痛みはひどくありません。時間が無限になるという状態は人を哲学的にさせます。本を読むのも飽きてきた私は、これまでのキャリア、これからの人生について考えるようになっていました。同じ病室の患者仲間が、私の痔なんかよりかなり深刻な病気の方々で、原因不明の高熱や、腹水で破裂しそうなまでにおなかが膨れ上がってしまっている人、看護師さんとのやりとりを聞いていると、健康が当たり前ではないことに気が付きます。私はこれまで、いわゆる激務高級で、世間一般では高学歴が突き進む、王道のきらきらキャリアと歩んできました(自分でいうのは何ですが、今回は突っ込みなしで)。職場には激務によって体・精神を壊す人もいましたが、どこか自分には関係ない、自分は大丈夫だと根拠のない自信があり、自分の進んでいるキャリアを深く考え直すようなことはしていませんでした。それでも、いざ自分が入院(理由は痔ですがw)、周囲の患者の様子をみていると、いつもっと深刻な病気になってもおかしくない、明日がやってくることは当たり前ではないという考えがわいてきました。24時間即レス体制で仕事を進め、佳境のときは睡眠時間3時間くらいで土日も出勤し働いていました。体力的にはつらいけど、仕事は面白いし、自分のキャリアも広がっている気がして楽しく働いていました。でも、気づいてしまいました。健康を失ったり、死ぬ間際になって、「ああ、もっと働いておけばよかった、、、」なんて絶対に思わないことに。それよりも、家族ともっと一緒に過ごしたかったなとか、もっと旅行に行っておけばよかったなとか、もっと趣味ややりたいことを達成していきたかったな、、、とかとか。そんなことを思うはずです。働いている時間は人生にはもったいないのです。もちろん生きていくため、生活水準を上げるため、家族を養うため、貯金を増やし不慮の事故に備える、などお金を稼ぐことは必要です。でも、健康や大切なプライベートな時間を無駄に犠牲にしてまで働く必要はあるのでしょうか。このままきらきらキャリアを突き詰めれば、より高収入な仕事に転職できる可能性が高いですが、一方で労働時間や精神的消耗は一層強くなりそうです。そんなことをずっと病室で考えていました。

Part③へ続く。

不健康な社会人がキウイを毎日食べたので効果を発表する【生活習慣】

キウイ

こんにちは。忙しい社会人はなかなか栄養バランスの取れた健康に食事を3食摂取するのは難しいですよね。かくいう私も、朝食は食べない、お昼は同僚や上司と中華やとんかつといったこてこてランチ、夜はコンビニで弁当を適当に買い晩酌を少しする、という自堕落な生活をしていました。この前健康診断があり、結果自体はまだ大丈夫だったのですが、ふと「あれ、自分はもうアラサーだし、このままこんな不健康な食生活を続けていたら、すぐに何らかの病気になるのでは?」と怖くなりました。とはいっても、激務界隈で働く独り身のサラリーマンが劇的に食生活を改善させることは不可能で、ランチ接待や夜の接待など、そもそも自分ではコントロールできないイベントも多発します。

そこで私が考えたのは、手間のかからない健康食品を何か一つ毎日食べる、という戦略です。早速ネットで調べて候補に挙げたのは、納豆、キムチ、バナナ、アボカド、キウイです。納豆やキムチは私がそもそも苦手であること、アボカドは単価が高いこと、バナナは味にすぐ飽きてしまうことから、私はキウイをピックアップしました。

文字通り、私はその日から一か月間、一日も欠かさずにキウイを食べてみました。食べ方はいたってシンプルで、半分にカットしてそのまま食べます。

今回は、キウイを一か月食べ続けた私が、ネットで言われているキウイの栄養効果について、実感があったかどうかを検証していきます。

 

 

ビタミンCの補給:

以下、ネット引用

キウイにはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力を高めたり、体内の鉄分の吸収を助けたりするなど、健康維持に重要な役割を果たします。

 

免疫力といわれると正直実感というのは難しいです。いわれてみれば、元来口内炎ができやすい私が、この1か月口内炎ができていません。これはキウイの効果かもしれません。あとビタミンCを摂取できているからか、お肌の調子がめちゃめちゃいいです。これは間違いありません。ニキビもできませんし、お鼻周りの毛穴が目立たなくなりました。

消化器官の健康維持:

以下、ネット引用

キウイには食物繊維が豊富に含まれており、消化器官の健康維持に役立ちます。特に便秘の解消に効果があります。

 

正直これが一番体感あります。私は軟便気味(もはや下痢)の体質なのですが、毎日バナナ状の理想的な便が排出されます。

 

抗酸化作用:

以下ネット引用

キウイには抗酸化物質が豊富に含まれています。これらの物質は体内の活性酸素を除去するのに役立ち、細胞のダメージや老化を防ぐ助けになります。

 

うーん、抗酸化作用=老化防止ですが、1か月のスパンでは効き目は感じませんね。年単位で食べる習慣をつけないと、この効果は実感できなさそうです。

 

心血管の健康維持:

以下ネット引用

キウイにはポリフェノールカリウムなどの成分が含まれており、心血管の健康を維持するのに役立ちます。特に血圧の調整に効果があります。

 

血液検査は年に一度の健康診断の時しか受けていないし、わたしはもともと血液検査の結果で異常がないので、これも効き目があるかはわかりません。

 

結論

キウイを食べることのプラスの効果は短期間で実感できるものは少なかったです。でも肌の調子と便通のリズム調整は抜群に実感しました。これら二つに悩まれている方は、キウイを摂取することを胸をはってお勧めできます!

痔の手術体験記 Part1(発覚)

さて、2024年3月、私は人生で初めて入院・腰椎麻酔を伴う大がかかりな手術を経験しました。手術自体は痔の改善という情けないものですが、大げさですが、この経験とそれを通して感じたことを記録として残したいと思います。

 

きっかけ

まずは、なぜ私が手術にいたったかというところから記します。時は2024年1月中旬、いつものように会社でもよおしていたところ、ふとパンツを下げた時にまだ踏ん張ってすらいない段階で自分の下着から独特ににおいがしました。決して臭いわけではないのですが、いつもは感じなかった、とにかく独特なにおいがするのです。ただ、便そのものは痛みや違和感なく普通にできたために、もやもやはしながらもそれ以上の確認はしませんでした。それからというもの、大便をする際に下着を下すたびに、その独特なにおいが強くなってきました。相変わらず臭いわけではないのですが、においが強くなっています。これは何かがおかしい。2週間くらい経ると、トイレそのものは痛みがなくスムーズなのですが、今度はトイレットペーパーでお尻をふいていると、いつまでたっても便が紙につくようになってきました。本当にきりがないので、仕方なく相応のところであきらめるしかない。においの方も今後は“臭い”感じになってきている。そうこうしているうちに、紙でこすりすぎたのか、はたまた何らかの病状が悪化してきているのか、紙に血がつくようになってきて、痛みも伴うようになったました。また、いつ認識したのかは定かではないですが、肛門の先にいぼのようなものがあるではないか。これはいよいよまずい、そう認識するようになっています。ひとたび危険であるという認識を持つと、いてもたってもいられなくなり、急遽上司に午後休の許可をもらい、その足で近くの肛門科のある病院にいいきました。肛門科自体が初めてであり、またそのころには歩いたり座ったりするときに明確に痛みが伴っていたため、とにかく私の頭は不安と恐怖で支配され、冷や汗が止まらない状況です。そんな私とは対比的に、冷静かつ事務的に(当たり前だが)対応する受付のお姉さん。「今日はどうされましたか?」。羞恥心など感じる余裕もない私「肛門に痛みがあります」。ベルトコンベアのようによどみなく案内される診察室。

横向きに寝っ転がって、体育座りのような恰好をする私。先生が診察のためにお尻を開く。それがすでに痛い。しかも、こんな所作で痛みを感じているのだから、もう何らかの異変があると確信する私。やはり冷汗が止まらない。突然先生が「ごめんね」と謝ってくる。??

場面を理解できずにいる私。その刹那、先生の指が肛門に侵入。激痛である。

診療を終え、一息つく間もなく椅子に座らされる。先生からひと言。手術が必要な痔です。

何らかの異変が生じており、それなりの処置が必要であることは覚悟していた私であるが、手術といわれるとはおもってもいない。先生「うちでは処置しきれないから〇〇病院へ紹介状をだすね。だぶん入院してとることになるから」。いやいやいや、めちゃめちゃビビるんですけど。「入院って、日帰りでは無理なんですか?」「うーん、〇〇病院の判断しだいだけど、私が見る限りは結構ひどいから入院必要だと思うな」。絶望する私。一瞬で様々なことが脳裏によぎる。仕事、家族、そのほかの用事、、、いや、そんな簡単に入院の調整なんてできるのか?でも一刻も早く手術して楽になりたい気持ちもある。やばい。とにかく紹介先の病院にいち早くいき、いろいろと相談したい。病院をでると、EVホールですぐに電話をした。紹介状をもらったので、診察を受けたい。伝えるべき事項はそう多くはない。電話口からは、今日はもう診察時間終わったので、お急ぎであれば明日午前にいらしてください。初めての患者さんは予約ができないので、朝一にくると確実です。

もう突き進むしかありません。電話が終わった後すぐに会社に連絡。明日の休暇を確保。いろいろと仕事は溜まっていますが、いまはとにかく病院にいくことが優先です。

翌日、紹介された総合病院にむかいました。総合病院なんて、祖母のお見舞いにいった以来です。科がたくさんあって入り口で迷う。昨日の電話のとおり朝一にむかいましたが、すでに待ちの患者さんが多数います。2時間ほどまってようやく自分の番号が呼ばれました。

すでに立ち上がったり座ったりして衝撃が走るたびに相応に痛みが生じるようになっていた私のお尻を、不愛想な意思が容赦なく広げる先生。しまいには指を穴に突っ込こまれ、思わず声が出てしまう。痛みで声を発したのはもしかすると人生で初めてかもしれない。幸か不幸か、医師が相変わらずロボットのように不愛想で、一言「3泊4日の入院で除去しましょう」。おいおいおい、入院?3泊?いやいや、こちとら人生で入院どころか手術した経験もないんですが。どんな手術?術後は普通に動けるのだろうか?なんで3泊も?一瞬で脳裏には無数の疑問が生まれるが、聞く間もなく入院に向けて採決やレントゲンを撮るのでこのカードをもって順番に並んでくださいと言われて終了。総合病院、どこもこんなかんじなのか。忙しいから丁寧に接するときりがないのか。もやもやしながらも、抗う余地なく入院のための検査を順に回っていきました。

TOEIC900点取得者がDMM英会話を1か月使った感想!【他社オンラインとの比較】

TOEIC900点を目指した時からオンライン英会話のレアジョブを受講している私ですが、最近はレアジョブに加えてDMMオンライン英会話にも課金しています。

レアジョブは日本人かフィリピンの先生が多数となるサービスですが、DMMではネイティブやアフリカ圏など、先生の出身国はダイバーシティに富みます。今回は、二つの英会話レッスンを受講している私だからこそわかる、DMM英会話のいいところついて書いていきたいと思います。

 

いいところ①:ネイティブの先生から発音について学べる

DMM英会話にはカナダ、米国、英国、南アフリカなど様々な国の出身の先生が多く在籍しています。彼らは現在東南アジアに住んでいたりしていて、日本時間とそれほど時差が大きくない地域に住んでいるため、夜中や早朝に時間をとらなくても、普通にネイティブの英語話者とのレッスンを受講できます。日頃レアジョブでフィリピンの先生とレッスンをしていた私からすると、やはりネイティブの先生の方が、発音やイントネーションを学ぶのには適しています。また、長文を読む際にも、この塊で一回区切っているのか、などネイティブが英語の意味をとらえる感覚がレッスンを通して学べます。フィリピン出身の先生の発音が決して悪いわけではないのですが、ドラマや映画で聞き覚えのあるいわゆるネイティブスピーカーの発音とは少し劣るような感覚があります。またIELTSTOEICの勉強をする場合、リスニング対策としてアメリカンイングリッシュの他にブリティッシュやオーストラリアンイングリッシュの聞き取りを練習する必要がありますが、DMMの場合はそういった国の先生ともレッスンができるため、英語の中でもさまざまなアクセントに慣れる絶好の環境をセットできます。

 

いいところ②:直前のキャンセルや回線不良が少ない

レアジョブはかなり満足しているのですが、回線については少々不満を持っていました。フィリピンという国がまだ良好なネット環境が誰にでもアクセシブルではないということは理解していますが、せっかく予約してもいざ時間になるとつながらなかったり、レッスンの途中で回線不良で授業が終わったり、、、ということがたまーに生じます。そういう事態が生じた際には、レアジョブ側から無料のレッスンチケットが1枚もらえるので、金銭的損は発生しないのですが、それでも少々ストレスを感じていました。DMMは今のところ1か月だけの受講ですが、少なくともこれまでに回線不良や直前のキャンセルは起きていません。ただ、レアジョブは5分前までレッスン予約が可能なのに対して、DMMは10分前までで締め切られます。

家庭持ちのサラリーマンは、子供がお風呂入っているすきになど、ここぞという隙間時間でタイムリーにレッスンを受けたい需要もあるので、その点ではDMMは融通が利きづらいかもしれません。

 

いいところ③:いろいろな国のカルチャーが学べる

①の発音のところで、DMMにはかなり多くの国籍の先生がいると述べましたが、そちらに関連したものです。私が1か月受講しただけでも、米国(米国の中でもさまざまな地域出身の方がいます)、カナダ、イングランドアイルランド南アフリカ、イタリアなど非常に多くのバックグラウンドを持った先生がいます。また、日本の時間帯に対応してくれる先生は、東南アジアに長期の移住をしていたりすることが多いので、インドネシアベトナムなど、現在住んでいる国に関する話も聞くことができます。私がこの前に受けた先生は、メキシコ出身だったので現在はタイに住んでいる先生だったのですが、パクチー(つまりコリアンダー)が私は苦手だけど、欧米出身者からしてもパクチーはエキゾチックな味がするの?という趣旨の話をしたところ、メキシコ料理にはコリアンダーが多くむしろ母国で慣れ親しんだ味で、めちゃめちゃ好きなんだ。と帰ってきました。私はメキシコ料理をタイ料理の味付けが似ているなんて知らなかったので、非常に面白いレッスンでした。

 

まとめ

上記のように、普段は別のオンライン英会話を使っていても、たまに(ひと月限定など)違う会社のサービスを使うと、また違った角度から英語を勉強することができてっモチベーションの維持に役立つと思います。また、自分が磨きたい能力によって、例えば発音を伸ばしたいとか、現地のカジュアルな崩れた文法をならってみたいといったようなニーズの場合には、やはりネイティブとの会話に注力した方が良いでしょう。

私が1か月経験した結果としては、その点で非常に満足度が高いので、皆さんにも是非お勧めです。

TOEIC900点取得者がIELTS7.5点を取るまでに勉強したこと【留学志望者必見】

 


こんにちは。

学生や社会人で自分のキャリア可能性を広げるために英語資格の取得に取り組む方は多いでしょう。英語の資格で一般的というと、まずはTOEICに挑戦する方が多いのではないでしょうか。私は大学4年時にTOEIC(Listening & Reading Test)で720点を取得し、オンライン英会話とアマゾンプライムアメリカドラマにはまったことで、社会人二年目に念願のTOEIC900点ホルダーとなれました。

TOEICについてはこちらの記事でまとめていますので、ご参考までに。

 

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今日は、そんなTOEIC900点取得者の私がIELSでOA7.5点を取得するまでに行った具体的な勉強法について紹介いたします。

 

IELTSとは

TOEICで900点という一つの壁を超えると、次に目指す英語資格で代表的なのはTOEFLかIELTSだと思います。これら二つのテストはどちらも大学の交換留学や社会人のMBA留学の基準になっていて、例えば米国のトップ大学ではIELTSのオーバーオールスコアで7.0(実質は7.5以上がスタートラインと言われています。)が最低基準としてセットされています。IELTSには”アカデミック”と”ジェネラル”の二種類の試験がありますが、これらの留学時に要求されるのは”アカデミック”が一般的です。私が受験したのもアカデミックタイプであり、この記事ではアカデミックタイプを対象に勉強方法を紹介したいと思います。

アカデミックの場合、試験はReading、Listening、Speaking、Writingの4技能の試験を受けることになり、そのそれぞれで最大9.0点のスコアが算出されます。4科目の平均の小数点第二位を四捨五入した数字が全体、つまりオーバーオール(通称”OAスコア”)とされます。

例えば、R7.0、L7.0、S6.5、W6.0ですと平均が6.625となりOAは6.5となります。

 

Readingスコアアップについて

IELTSで一番の得点源としたいのがReadingのセクションです。TOEICとの親和性が非常に高く、TOEICの英語力の延長線上で十分に7.5以上のスコアを期待できます。TOEIC900点保持者が伸ばさなければいけないポイントは①読解スピード語彙力になります。

①読解スピード

TOEICでも試験のタイムマネジメントには苦労したかと思いますが、IELTSはその比ではないくらいに読解スピードを上げる必要があります。試験時間は想像以上にタイトで、だいたい1,000wordsくらいのパッセージを3つ、合計で40問回答する必要があります。私の体感ではTOEICのノリで解いていくと半分くらいの時点でタイムオーバーになります。

読解スピードは一朝一夕では向上しません。また、毎日大量に演習したからといってその努力に比例して伸びるとも言えません。一番大切なのは毎日1パッセージ分をシッカリと演習するということです。しっかり演習するというのは、①まずは時間を計って演習(1題15分~20分が目安、文章量によって目標時間は調整)②時間がきたら、どこまで解けたかをメモしつつ、今度は時間を無視して精読し問題を解く③それでも全回答に自信がない場合、長文中のわからない単語を調べ、問題を解く④答え合わせ⑤答えを知ったうえで文章題を最低3回音読の①~⑤のセットを毎日1題分行うことです。

演習を積む問題は公式から出ている過去問をお勧めします。日本語のテキストで問題集が存在しますが、微妙に出題傾向が違ったり難易度がちぐはぐだったりでお勧めしません。あまり多くの参考書に手を出さずに、こちらの公式問題集をきっちりやり切ることが肝要です。

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②語彙力

語彙力つまり単語力ですが、TOEIC900点レベルをぎりぎりで取得した私の単語力をベースとしたとき、TOEICの試験内ではほぼ知らない単語は出てこないという状態だったのですが、IELTSではばんばんわからない単語が現れるといった感覚でした。なので、読解スピードの向上と並行して、IELTSの単語帳を使って暗記を進めることをお勧めします。ここで注意ですが、TOEFLの試験で頻出となる単語とIELTSの単語が互換性が50%くらいです。なので、もしIELTSの得点を伸ばしたいと思っている人がいれば、素直にIELTSに特化した単語帳を選択するべきだと思っています。私が使ったのは以下のもの。

ちなみに私は紹介した過去問と単語帳で読解力を鍛えたおかげでRは9.0(満点)を取得できました

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Listeningスコアアップについて

TOEICからIELTSへステップアップするとき、RとくらべてListeningはかなりそのハードルが高くなります。900点保持者であっても、何も対策しなければL6.0くらいではないでしょうか。なんといっても特徴的なのがディクテーションです。IELTSの場合、聞き取った内容を書きとる必要があるのですが、その書き取りの内容も前後の文章がリスニングの音源と全く同じ文章というわけではありません。

また、書き取り自体には難しい単語は出てこないのですが、平易な単語あってもしばらくそのレベルの単語を書き取りすることがないと、スペルがあいまいでせっかく聞き取れてもスペルミスバツになる可能性があります。例えばよく出題されるのが曜日や月の書き取りなのですが、全ての曜日と月のスペルを間違えずに書けるでしょうか?自信がない人は今一度基本用語のスペルを確認しましょう。こちらは上記Readingで紹介した過去問にリスニングパートもついていますので、そちらで演習して、間違えたり不安だったりする単語を都度拾っていけば大丈夫です。

またリスニングについては、まとまった英語の文章を集中力をたもって聞き続ける能力が必要になりますので、BBCの6minutes Englishなどを通勤や通学時に聞いたりすることも効果的でしょう。

 

Writningのスコアアップについて

Writingは正直一番の鬼門です。まずTOEICには存在しないパートですので、一から気合を入れて勉強する必要があります。といってもTOEFLと比べてもIELTSは非常に難しく、ネイティブが説いても訓練なしでが7.5以上の取得は難しいといわれています。TOEFLのWritingの場合は質より量という側面があって、とにかく時間制限内に大量のWord数を稼いで文章を書ききることができれば、多少内容が粗雑でも24点以上はとれるものなのですが、IELTSの場合は内容そのものに得点のウェイトがあります。Writingのパターンは2つで、地図やグラフをみてその内容の説明を述べていくものと、与えられたテーマに対してその賛否を述べていくものになります。

どちらのテーマも①英語のWritingフォーマットに沿った文章構成がかける②様々なジャンルに対して議論や論点のアイデアを出せる知見の深さ③お題の趣旨に最後まで沿った回答をする一貫性の3点を意識する必要があります。RやLと異なり、これらの部分は独学では厳しいものがあります。また、公式問題集に掲載される模範解答は実は微妙でして、純ジャパが同じ内容を書けるものか?と流暢すぎる文章であったり、逆に本番の試験で同じ内容を書いたとして本当に7.0以上がもらえるのか?と疑問を感じるものだったりと、あまり参考になるような回答が載っていません。MBA受験でTOP校に合格する日本人であっても、Writingについては6.5~7.0でしのぎ、そのほかのパートで8.0以上を稼いで、OA7.5を取得するパターンが多いです。

 

Speakingのスコアアップについて

Writingに続く純ジャパの鬼門はSpeakingです。OA7.5を目指す場合、Wで6.5、Sで6.5-7.0のレンジを獲得するという戦略が現実的かと思います。ただ、IELTSのSpeakingは私のように純ジャパで長期の海外経験なしという方でも7.0は取得できますので、あきらめずに対策をしていきましょう。

私がTOEFLよりIELTSをお勧めするのはこのSpeakingパートの違いにあります。TOEFLの場合、PCに向かって一方的に受験者が話します。当然相手のレスポンスなどはなく、ただ自分の音声が録音されるのみなので、試験官との会話というのが存在しません。また相手の表情を見ながら話したり、自分自身も表情やボディランゲージを使って話すことができず、非常にやりにくいのがTOEFLです。

一方でIELTSの場合は、英検と同じように試験官と個室に入り1対1でSpeakingの試験を進行します。お題も試験官から直に出題され、対話するような形で進んでいきます。相手の表情をみながら進行できるため、TOEFLと比較して非常に話しやすいです。

Youtubeには各スコアレンジがどのくらいの目安なのかというサンプル動画がアップロードされているので、まずは自分が目指すスコアのサンプル動画を確認し、到達点をイメージしてください。

Speakingで私がおすすめするのがオンライン英会話、特にレアジョブです。レアジョブのレッスンの中にDaily News Articleという教材があるのですが、私をその教材を毎日使うことでそのほかの対策は全くせずにSpeakingで7.0を安定的に取得できていました。Daily News Articleは先生とその日のお題についてディスカッションしていくのですが、この内容がIELTSのSpeakingの内容と非常に親和性があるのです。IELTSのSpeakingの場合、流暢さや難しい表現を使ったかどうかよりも、きちんと自分の考えを相手に伝えているか、内容のある話を展開できているかがスコアに反映されやすいです。なので、私はSpeaking対策でフォーマットを覚えることをお勧めしません。実際にSpeakingが苦手だからという理由で一定の形式を覚えそれ通りに話していく戦略ととった受験仲間は最高で6.5しか取れていませんでした。私の感覚としても、IELTSの試験官は自分の考えをたとえ冗長になったとしても必死に伝える姿勢を見せた方が受けがいい気がしています。また、スコアレンジ8.0のサンプル動画をみても、洗練された英語というよりもとにかくいっぱい自分の意見を述べる、という感じになっています。

対面形式の試験だからこそ、フォーマットを覚えある種機械のように話すことは、試験官に悪い印象を与える可能性すらあります。

ちなみに、スコアに影響したかどうかはわかりませんが、私の場合には試験開始前にアイスブレークをふり、試験官といい雰囲気を築けるようにしていました。

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最後に

IELTSは4技能が問われる非常にタフな試験です。また試験時間も長く、そもそも英語でものを考えるスタミナがないと、途中で息切れして今します。一方で、たとえ長期の海外経験がなくても、米国トップ大学に必要な7.5の水準は十分に到達可能ですので、あきらめずに頑張っていきましょう!