現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

受験生よ、エナジードリンクは飲むなよ。自己管理が何よりも大事!

今回は英語や数学といった科目に絞った話ではなく、長い受験勉強生活のなかで気をつけて欲しい自己管理について書いていきます。

 

自己管理の大切さ

以前私が「英語勉強継続のコツ」という記事を書いたときに、ルーティン化が大事であると書きましたが、これは何も英語に限った話ではないのです。毎日英語はこれとこれ、数学はチャートをこの分量、世界史は今週はこの範囲・・・といったように、目的から逆算してスケジュールを立てて、日々のやるべきことを明確にし、それを実践するというのが合格への一歩です。ポイントは「いかにモチベーションという変動率の高いものに頼らずに勉強を持続できるか」でした。

 

startingles.hatenablog.com

 

予備校などが受験業界で人気であるのは、このスケジュール決めを勝手に予備校側がやってくれるからなんですよね。予備校受講すると必然的に予習と復習をしなければならないので、自分で計画を立てなくても、毎週毎週とりあえずやることはあるという状況になりますので。

ただ、予備校のこういった環境が果たして受験勉強として効率が良いのか疑問ですが、それはまた別の記事にしたいと思います。

 

ではなぜ自己管理が大事かと言いますと、理由は二つあります。

一つ目は、単純に風邪などひくとその期間勉強に集中できないからです。体調が万全な時でさえ、勉強のために机に向かうためにエンジンをかけるのには苦労しますよね。これで鼻水が止まらないとか、頭が痛いなんていう格好の休める理由ができたら、勉強なんてしないのは明白ですよね。

もちろん、体調がよくないときは勉強なんてしないでゆっくり休んで、早く回復させるようにするべきですし。

 

理由の二つ目。これがかなり重要です。体調不良などで数日間勉強が中断されると、せっかく習慣化できていた日々の勉強が崩れてしまい、また一から「ルーティン化」をしなければならなくなります。

例えば、毎日英語の長文を2題とくという素晴らしい習慣をつけることに成功していたとしましょう。ルーティン化できている間は以外と負荷は感じずに、当たり前だと思って粛々とできていることと思います。ところが、体調不良で数日間この習慣から遠ざかると、数日前の自分がなぜこんなにきついことを毎日続けられていたんだろうとびっくりするほど、長文を解くというのが苦痛に思えてきます。部活なんかで、考査明けで久々の練習がすごく苦しく思えるのと同じ感覚です。

 

この2点から、自分のルーティンを崩さないために、自己管理が大切であると言えます。

 

エナジードリンクに潜む罠

夜勉強していると、どうしても眠くなってきてしまうことがあります。でも今日やらなければいけないタスク終わってないしまだ眠るわけにはいかない・・・と思って、ついついエナジードリンクで眠気を吹き飛ばそうと考える人もいると思います。

ただ、この解決策は基本的にはお勧めしません。

なぜなら自分の生活リズムを崩すことにつながるからです。もちろんその人の体質によって、エナジードリンクの効き目や感じ方は個人差がありますので、下記に書くことはあくまで私の個人的感想です。

エナジードリンク類は確かに元気がでますが、それはいわば’元気の前借り状態にすぎません。エナジードリンクに含まれるカフェインと糖分が一時的に脳を活性化してくれている状態です。眠い=体が休憩を欲しているサインとみなすと、この解決策は根本的な解決には至っていないわけです。例えば、明日の期末試験、なんとか一夜漬けで乗り切らねば!という状況であれば非常に有効かもしれませんが、ことさら長い道のりである受験勉強に関しては適切とは考えにくいでしょう。

あとこれは私の経験ですけど、あと1時間だけ頑張れれば大丈夫というときに、エナジードリンクを飲んだ際、やらなければいけない勉強が終わったにもかかわらず、2、3時間は眠ることができず、結果睡眠不足になり翌日も睡魔と戦うという負の連鎖に陥ってしまいました。

まあ私は、単純に味が好きなので受験が終わった今は結構飲んでるんですけどね笑(受験生の皆さん!我慢しましょう!)

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眠気を感じている時どうするか?

では勉強中に眠気を感じたらどうすればいいでしょうか。

眠気=体が休息したがっているサインです。受験生だからといって睡眠時間を削って勉強するのは最も愚かな策の一つでしょう。頭がぼんやりしている状態で、いくら勉強しても、当然身につきません。

まずは体のサインをしっかり堅実に受け止めて、日頃の睡眠時間を確保してください。

「今より1時間も多くすみん時間をとったら計画しているタスクが終わらないよ!」という声もあるでしょう。その場合はもう少し日々の分量を少なくしたスケジュールを再考してください。残念ながら現状は体が悲鳴をあげるような、キャパオーバーのタスクをこなそうとしているということです。

定期考査レベルであれば、それでも良いのでしょうが、長丁場の受験勉強に関して無理を続けるのは得策ではありません。1日無理をするよりも、毎日少量をコツコツやったほうが、体調も崩さず結果的に効率の良い勉強につながります。

 

 そして何よりも、根本の解決として現在の睡眠の質を上げるという点に関しては今からでも実行できることです。

私は社会人になって睡眠に関する本を読みましたが、受験生の時に出会っていれば・・・と後悔しています。人生の3分の1は睡眠に取られるのですから、せっかくなら質の良いものにしたいですよね。

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