今回は日本人が苦手とするRとLの発音をどうやって上達するか、その方法をご紹介いたします。
なぜ発音の勉強に時間を割くか
もちろん正しい発音でしゃべることができなければ、せっかく覚えた単語も文法も英語でが通じず、努力が無駄になってしまうことになります。私自身も英語で話すときに、発音でよく苦労します。
しかしながら、中には受験勉強としての英語だと割り切っている受験生もいるかとおもいます。受験ではほとんどの大学でspeakingのテストは設けていませんので、大学受験を乗り切るまでは発音の勉強は後回しで良い、という意見もわからなくはないのですが、発音の勉強はリスニングの勉強に大変役立ちます。特に、東大や一橋大学ではディクテーション(聞き取った英語をすべて書き取る)問題が出題されますので、センター試験のように、重要なところだけ聞き取れればいいというレベルでは敵いません。
自分がその単語の発音を理解して、実際に正しく口に出せるレベルまで脳で完璧にしていないと、ネイティブの標準スピードで話される文章を聞き取ることはできませんので、たとえ受験生といえども、今回の記事はお読みください。
正しい発音
まずはLの正しい発音ですが、下を前歯の付け根あたりにしっかりとつけて発音します。くらべてRは舌の先をどこにもつけず喉の奥に引っ込めるような感覚です。日本語のらりるれろの発音時の舌の位置は、ちょうどこのLとRの発音時の間ぐらいです。意識するだけで結構劇的に発音がよくなりますので、皆さんもぜひ練習してください。
とはいうものの、文章だけですとなかなか伝わりづらいものかと思いますので、オススメの動画を参照にあげます。
自分の声を録音せよ!
自分で実際に声に出してみても、それがうまくできているのかはよくわからないものです。今はスマートフォンでだれでもすぐに自分の声を録音できますので、ぜひ面倒臭がらずに録音して自分でどんどん修正していき、感覚をつかんでいきましょう。
洋楽を聴き、頭にインプットしてしまおう!
録音ともう一つ、洋楽を聴くことを強くお勧めします。歌ならフレーズを簡単に覚えられるので、暇ができたら口ずさんでみて、RとLの発音の舌の位置を体に染み込ませてしまいましょう。
RとLはかなりの頻度で英単語に出てきますので、どのような歌でも構わないのですが、私のお勧めは、「One Direction」の'What Makes You Beautiful'です。理由は二つあって、
①リリック全体が簡単な文法、単語で構成されており、初学者でも十分楽曲の魅力を楽しめること
②サビの部分にリリックで'light,world,else,flip,smile,ground,hard,tell,beautiful'とRとLのオンパレードがあること
です。特にworldはRとLが同時に使われており、日本人にはかなり難しい発音とされていますので、この歌を聴いて発音を真似るようにするといいと思います!
One Direction - What Makes You Beautiful
まとめ
発音の仕方が日本語と異なる以上、いつもにかできるようになってたということは起こりえませんので、やはりきちんと発音の勉強にも時間を設けてあげるべきです。
受験勉強にも、自分が発音できる単語じゃないとリスニングで聞き取ることはできませんので、やはり少しは勉強しなければなりません。単語勉強時に同時に意識するだけで違いますので単語帳付属CDなどをぜひ活用してください。
本記事に紹介した通り、洋楽を通して、ストレスなく発音の勉強を進めていってもらえたら嬉しいです。