さて、あっと言う間に年末に差し掛かってきましたね。内定者の皆さんは卒業論文を必死に描きながら、最後のモラトリアムをいかに謳歌しようかと毎日を勤しんでいるのではないでしょうか。
人間は不思議なもので、就職活動中はとにかくどこでもいいから内定を早くもらって、就職活動なんて早く終わらせて、死にほど遊んでやるぜ!!なんて思いながら必死に就活をしていたはずなのに、いざ就活が終わると、今度は「自分このまま社会人になるの不安だな・・・」なんて要らぬ心配をし始めるものです。
会社によっては内定者課題とかって、課題図書や簿記、TOEICなどをタスクを課されているところもあるでしょうし。
というところで、本日は簿記3級について、私個人のおすすめの勉強方法を記していきます。
簿記3級の難易度
さて、何事も始める前には、その目標がいかなる難易度なのか、どれくらいの努力が必要なのかを知りたくなるものです。
しかしながら、これも万物に共通で、残念ながら答えはありません。
企業によっては3級を飛ばして2級を課題にするところもありますし、3級ぐらいであれば高校生でも所有している人も大勢います。
入社を控えるみなさんも、商業系の学部とそうでない学部の人ではバックグラウンドからして、最初の理解面に相当の差があることでしょう。なので、何時間やれば必ず受かるみたいな胡散臭い記事は書きません。また、この記事の対象はあくまで簿記初学者で大学の簿記系統の講義等を一切受講していない方に向けてのものになります。
ネットでは、簿記3級は2週間で受かるとか、落ちるやつはやばいとかたくさんの煽り文句にあふれていますが、全無視でいきましょう。資格は、勉強時間とか、受験回数とか関係ないです。最後に受かれば、立派な資格保有者です。きちんと自分と向き合って、勉強して、知識を身につけて、試験に臨んでいきましょう。
具体的な勉強法
まずはなれるところから
さて、最初は資格対策の勉強というよりも、まずは簿記という概念について慣れるところから始めていきましょう。
大学入試の英語のように、初めから東大の過去問をやるよりも、まずは好きな洋楽とか洋画を見たり聞いたりして、少しずつアレルギーをなくして、モチベーションを高めることが大事です。
ということで、最初はぜひYouTubeで「簿記 初学者」なんかのワード検索してみてください。たっくさんの有益な導入動画を無料で見れます。教科書かって文字から入るよりも、まずは動画で人に教えてもらったほうが100倍頭に入りやすいです。ここ、本当に大事。ちなみにおすすめは下記の動画です。上から目線みたいになって恐縮ですが、かなりよくできてます。
教科書編
3級レベルであれば予備校は必要ありません。市販のテキストブックで十分です。
いわゆる大手から出てる参考書は基本的によくできていて、乗ってること自体は大差ないですが、初学者という意味では次のものがいいでしょう。
価格:1,080円 |
おすすめの理由は、この参考書は金額が身近なもので説明してくれることです。正直初学者にとって、いきなり固定資産1億とかいわれても、現実感なさすぎて、飽きてきちゃいます。この参考書はお小遣い300円とかって例を出しながら説明が書いてあるので、イメージつきやすいんですよね。
実践編
参考書を読み終わったら、とっとと問題に移りましょう。参考書を完璧に理解してからじゃないと問題解きたくない、とかって思っていると一生勉強が終わりません。
どちらかというと解きながら理解していくほうが理解しやすいですよ。
そこで問題集ですが、これは素直に過去問、あるいは実践問題集を買いましょう。大差ないです。
’18年11月検定対策 合格するための過去問題集 日商簿記3級 [ TAC株式会社(簿記検定講座) ] 価格:1,728円 |
最後に
たかが簿記3級、されど簿記3級です。全くの初学者が始めてやるんですから、難しいです。でもしっかり正しい方向で正しい努力をすれば誰でも受かることができるテストですので、諦めずに頑張りましょう!