英語の文法でto不定詞ってありますけど、この文法用語聞いても何もイメージがわきませんし、そもそも不定詞ってなんだよって思って最初から訳が分からなくなりますよね。私の生徒さんたちもto不定詞が苦手だと言っていた子が多かったので、今回はそのto不定詞をしっかりマスターすべく解説していきます。
名詞・形容詞・副詞を理解しよう!
to不定詞を教科書なりで調べると、①名詞的用法②形容詞的用法③副詞的用法とこの3つの用法が必ずのってると思います。うわーこんなの覚えても意味ないでしょ。意味がわかれば英語なんて大丈夫!と思うかもしれませんが、実はこの3つのパターンをしっかり理解することが大切なのです。
そのためには根本に、名詞、形容詞、副詞それぞれの用語の理解をしなければなりません。
名詞は理解されている方も多いのではないでしょうか。「人や動物、物事を表す言葉」を指します。赤いリンゴなら「リンゴ」の部分が名詞にあたります。
形容詞は「名詞を修飾する」言葉です。修飾とは説明するという意味だと簡単に思ってください。赤いリンゴなら、リンゴという名詞をより具体的に説明するために「赤い」という単語が付いてますね。なので「赤い」が形容詞となります。
それでは副詞はどうでしょうか。副詞とはズバリ「名詞以外を修飾するもの」です。
例えば、とても赤いリンゴという文章なら、「とても」は名詞の「リンゴ」ではなく、形容詞の「赤い」という部分にかかっているので、副詞となります。
訳から覚えるな!
よく学校の授業では、to不定詞を訳から覚えさせようとすることがあります。これは大変危険ですので、思い当たる節がある人は今回の記事をしっかり読んでください。
具体的に言うと、「〜ための」の訳が当てはまるなら形容詞的用法、「〜ために」という訳が当てはまるなら副詞的用法だ!とまさにその場の小テストでしか通用しない勉強をさせようとします。
I want something to drink.(私は何か飲むためのものが欲しいです→私は何か飲み物が欲しいです。)という文章では、〜ためのとありますから、このto drinkの部分は形容詞となるわけです。
ではこの文章だとどうでしょうか。
I have a lot of homework to do. (私はやらなければいけない宿題をいっぱい抱えている)
名詞的用法ではないだろうし、〜ために、〜ためのどちらもうまい訳につながらないですね。するための宿題ってなに??笑
文法をしっかり理解していれば余裕問題ですが、訳からあてはめようとするとすぐに上手くいかない文章にぶち当たります。
まとめ
今回はto不定詞を扱いましたが、すべての用法での例文解説や、そもそもto+動詞の原形で作るなど、超基礎的内容は、すごく記事内容が多くなりそうだったので、省いてしまいました。ご要望あれば別記事でお書きしますのでメッセージ下されば幸いです。
それではto不定詞のマスター頑張ってください!