現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

私が1週間で古文単語を終わらせた際に使用した古文単語帳

以前の記事で英単語帳には大差がないので自分のフィーリングに合ったものを選ぶべきだ!とご提示したかと思いますが、古文単語帳に関しては少し色合いが異なります。

 

startingles.hatenablog.com

今回は私が受験生時に実際に使用した古文単語帳をご紹介いたしますので、参考にしていただければと思います。もちろん市販の中で最も優れているとか、何がなんでもこれを使えば満点ねらえるとかそういうものではなく、あくまで私の体験談としてご理解していただければ幸いです。

 

 

 

英単語と古文単語の違いを意識せよ

時間振りを誤るな!

まず冒頭でお伝えしておきたいのは、古文はあくまで受験全体の得点配分が少ないということです。それぞれの志望校によって差異の大小はございますので、センター試験を例に考えていきましょう。

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 表のように主要3教科に限っても、古文の占める割合は約7.7%にすぎません。

このことから、あくまで古文は隙間時間等に勉強し、本腰を入れるのはやはり英語になります。

また、いかに古文の勉強に時間をかけず、効率良く高得点を取るかという視点を意識する必要があるのです。

 

英単語との違い

古文単語と英単語の違いは、一つの単語の持つ意味が複数個存在することです。もちろん英語にも意味を複数持つ単語はあります。例えば'hot'という単語は熱い、辛い、最新の・・・と複数意味を持ちますが、古文単語はその度合いがすさまじいのです。だいたいどの単語にも覚えるべき意味が3個以上あり、中には7,8個の意味を覚えなければならない単語もあります。その一つ一つを完璧に覚えるのはなかなか現実的でなく、また先ほどの配点の観点からみてもそこまで時間をかけるべきではありません。

 

効率よく覚えるためには、その単語の核イメージを抑えよう!

上記のように古文単語は一つの単語で覚えなければならない意味が数多く存在しますので、ひとつひとつを相手にするより、核となるイメージを理解しそこから派生して誕生した意味をリンクさせることで、暗記の労力を極端に減らしながら勉強を進めることができます。

そのような勉強方法を手助けしてくれるのが私が受験生時に使用していた河合出版の「コゴタロウ」という単語帳です。

 

コゴタロウのセンター古語・用法・文法200 (河合塾SERIES)

コゴタロウのセンター古語・用法・文法200 (河合塾SERIES)

 

 

 

コゴタロウの2次&私大古語・用法・文法300 (河合塾SERIES)

コゴタロウの2次&私大古語・用法・文法300 (河合塾SERIES)

 

 この単語帳を私が気に入っている理由は、その単語の語源を記載してくれていて、機械的な暗記に陥らずに複数の意味を覚えることを手助けしてくれる点です。

 

例えば「あだなり」という単語には①むだだ②不誠実だ③はかないの3つの意味があります。コゴタロウの解説では、「あだ」は、花が実を結ばないことで、「実がない」ということから、むだになった・期待していたのに実がならなかった→不誠実・せっかくの実がならなかった→はかないという意味に派生していったとあります。②不誠実の反対語は誠実となる訳ですが「まめなり(実なり)」がその意味を持つというのも簡単に理解できてしまいます。

 

まとめ

英語でも古文でも単語帳は自分の好きなものを選ぶべきでしょうが、そうはいっても古文はじゃあ何を基準に選べばいいの?という疑問に、英単語とは別の観点を持つ必要があるなという考えから、今回記事におこしてみました。少しでも参考になれば幸いです。

またご質問等あれば、今回の記事に限らずコメントしていただければ返答しますので、よろしくお願い致します。