現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

ぎりぎりでいいからTOEIC900を超えたい人用マニュアル

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さて、巷では錯覚資産という言葉が流行っているようですね。錯覚資産が流行ると同時に、コスパいいねってことでTOEICが改めて見直されています。

なぜ、TOEICコスパがいいのかというのは2点あると考えています。

①スピーキングが問われない

②メジャーな資格で知名度が高い

 

まず①について、英語の能力を測る試験ですが、TOEICにはスピーキングが課されません(種類によってはスピーキングセクションが入るものもありますが、多くの企業で求められる試験のタイプにはスピーキングはありません)。

これは、純ジャパの人にとってはかなり美味しくて、なぜならリーディングとリスニングは一人で訓練ができる、つまり自分自身で勉強すれば、どんどんその努力に比例して点数が上がるということになるのです。スピーキングではどうしても対話者がいなければ、能力を磨くことは難しく、その点で努力がしづらいのです。

 

②について、錯覚資産はメジャーでないと意味がありません。例えば、取得難易度がかなり高くても、マニアックで企業の人事が知らないような資格であると、少なくとも面接まで進んで自分でその資格について説明する機会を与えられなければ、本当の価値を分かってくれません。一方でTOEIC知名度は抜群ですので、履歴書にTOEIC900とかければ、ぐっと自分の価値を相手に見せつけることができます。

また、知名度が高い資格であるからこそ、参考書や単語帳、問題集、解き方指南書などがたくさん出版されており、リスニングの練習問題もかなり出されていますので、特別な塾なんかに高額を支払って通わなくても、自分一人で勉強を進めることができるのです。

 

以上の理由から、錯覚資産としてTOEICのコストパフォーマンスはかなり高くて、是非とも900点というハードルを超えたいところです。

でも990点満点とかは取る必要がなくて、あくまで相手に自分の能力を錯覚(=印象付ける)させることができればいいわけですから、900点ぎりぎりを取得すればいいのです。

ということで、今回は900ぎりぎりを目指す人に向けた勉強の仕方を説明していきます。

 

土台の確認

900点は純ジャパでも十分に目指せる点数です。そのことは間違いありません。しかし、一方で基礎が十分に出来上がってないとまぐれや運で取れるような点数ではありません。ここでいう基礎というのは、TOEICで700点以上は安定して取れる、というニュアンスです。つまり、文法や読解の土台はしっかりしていて、リスニングに関しても、英語アレルギーはなく、なにをいっているのかちんぷんかんぷんという状態からは脱しているレベル、ということを指して言います。

もし、900点を将来取得したいと考えている人で、700点を超えられていない方は、まずは文法や基本レベルの単語帳、簡単なリスニング練習といった基礎練習をしっかりやっっていきましょう。この段階ではTOEICに特化したテクニックや、900点向けの高難易度の単語帳等に手を出す必要はありません。いわゆる英語の王道、セオリー的学習を反復してください。

 

リーディングよりもリスニングを磨こう

さて、あなたがTOEICで700点以上をコンスタントにとれる状態に来ていると仮定します。次のステップはリスニングの強化です。その理由はリーディングよりも対投下時間に対する得点の伸び率が高いと考えるからです。900点以上をねらった単語帳などは、いわゆる頻出頻度はそこまで高くないけど、過去にTOEICで出現したといった程度の単語や、マニアックすぎる文法、など重箱のつつくような問題の対策になってしまいます。そこに時間をかけるよりは、リスニングを満点とれるような対策をした方が、自分が投入する時間に対する努力の跳ね返りが大きいはずです。

 

 

文法よりも長文を落とさないようにしよう

リスニングにある程度の自信がついてきた次は、リーディング対策ですが、優先順位は文法よりも長文です。

この理由も投下時間に対するリターンです。TOEICはリーディングの時間が厳しいので、速読力を上げる必要があります。後半時間がなくなって長文問題が解ききれなかった、、、という事態にはれば、確実に900点は取れません。

また、文法問題は一問一問の出題ですが、長文問題は一つの長文に対して3問程度の問題が課されますので、ある長文が読み取れないとなると一気に3問落とすことになります。なので、文法セクションよりも長文セクションの能力を磨きましょう。

 

テクニック系は不要

900点への到達に変なテクニック知識は不要です。普通に解いて、普通に答えを出すという作業で900点は十分に取得できます。

書店にはテクニック関連の本もたくさん並んでいますが、その本を一読する時間があるのであれば、普通にディクテーションや長文読解に企てた方がはるかにリターンがあります。それに、テクニックっていったって、早慶の入試と違って、いじわるな問題やトリッキーな問題は出されず、シンプルなものが多いので、そもそもテクニックもなにもない、というふうに考えています。

 

語学は短期集中よりも継続力

語学の勉強はなんといっても継続が大事です。例えば土日にまとめて5時間勉強するよりも、毎日30分の勉強を続ける、といったやり方の方が力は確実に伸びます。

一方で誰であっても毎日勉強の時間を確保する、継続するというのはかなり大変です。

そこで僕自信は、一定の強制力を持たせる、という意味合いで安いオンライン英会話を受講していました。そこで毎日30分英語に触れる時間を強制的に作って、英語の勉強を継続していきました。今のご時世、オンライン英会話は本当に安くなってますし、しかもTOEICリスニング特有の、各国のアクセントをもつ話者を聞き取らなければいけに点の対策にもかなり役立ちました。また、ニュース記事を読んで、ディスカッションをしていくいった授業がありますので、長文読解の練習も必然的にできて一石二鳥でしたので、僕はオンライン英会話、特に自分が使っていたレアジョブをお勧めします。

 

まとめ

今回は一定程度の基礎力をもっている人が、どのような勉強をすれば小さい努力でTOEIC900に到達できるかを書いていきました。

英語を勉強している皆さん、僕と一緒に頑張っていきましょう!!!