現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

高校生で進路を考えるためのヒント

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社会人になった今、強く思うのが、高校生の時にもっと自分の将来のことについて考えていればよかったということです。

僕の場合、現在の仕事や自分自身の進路選択に後悔はありません。でもそれはたまたま運が良かったからというだけであって、必然的な結果ではありません。塾講師のアルバイトをしている時、自分の進路選択で一生懸命悩んでいる生徒をみてきて、適当に進路を選んでしまった僕のようになって欲しくなはいという思いが強くなっていきました。

そんなわけで、今回は高校生に向けて、どのように自分の将来を考えればいいのか、というヒントを書ければと思います。

 

 

まずは今の自分を褒めてあげよう

タイトルの通り、まずは今、この瞬間に、自分の時間をきちんと確保して将来について考えようとしている自分を誇りに思ってください。

高校生活はなんとなく過ごすとあっという間に過ぎ去っていきます。毎日授業は続いていくし、宿題はやらないといけないし、単語テストもあって部活もあって、友達と遊ばないといけないし。そんなめまぐるしい毎日の中で、自分の将来を考えてみたり、自分とはどういう人間なのかを見つめなおす、というのはちょっと照れ臭いし、面倒くさいし、実は怖かったり不安になったりするものです。だから、少しでも将来のことを考えることに時間を使おうと向き合っている自分を、まずは褒めてあげてください。将来について考えるこの時間は、これから何かを決断する時に、きっと大切なプロセスになってくれるはずです。

 

最後は自分で決断しなければならない

結論というか、これから自分がなにをしなければならないのか、ゴールを最初に言っておきます。それは、自分の将来は自分で決めなければならないということです。

誰かに背中を押されたり、勇気をもらったり、あるいはきっかけを得たり、世の中にはたくさんの情報に溢れています。でも最初の一歩を踏みだすその行為は、自分でアクションを起こさなければなりません。「決断する」ということは、その「決断に責任をもつ」ということです。ものすごく嫌なことだけど、でも自分のことをもう他人任せにはできません。進路を悩む時、誰かがパッと自分の進むべき道をいってくれるとか、そういう期待は止めましょう。最後は自分で何かを決めないと、いつまでたっても何も生まれないのです。

 

ヒントは自分から拾いに行こう

自分で決めなければならないと言いましたが、人のアドバイスを聞くなというわけではありません。世の中にはたくさんの情報で溢れています。でもそれを雑音と捉えるのか、ヒントとみなすのか、それは自分の考え方次第なのです。将来を考えるにあたって、まずはたくさんの人の話を聞いて、いろんな本を読みましょう。古典的だけど、一番良い方法です。先輩、後輩、両親、兄弟、親戚、先生、とにかくいろんな人の話を聞いてみましょう。人にはそれぞれ考え方があって、おそらくみんなが全然違うアドバイスを自分に投げかけてくるでしょう。たくさん異なるアングルからの見方を得ていく上で、じゃあ自分のスコープは何か、というのがだんだんと確立してくるはずです。他者がいなければ自己がない、なんて深い話のようだけど、でも大事なことだと思うんです。

そして、いっぱい本を読みましょう。小説も新書も自伝でもなんでもいいです。直接話を聞くのが一番いいけれど、自分の悩みを直接きける相手なんてそう多くはないはず。だから、本を読んで、知り合いではない人の考え方をたくさん吸収しましょう。

ぼくから一冊すすめるとしたら、元USJ社長の森岡さんの本です。これは森岡さんが自分のお子さんに向けて書いた手紙のような本なのですが、父親から子供へ、進路を決めるにあたって、こういう決め方がいいんじゃないかなというメッセージが書いて有ります。ものすごく参考になります。

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感想(2件)

 

考え続けよう

いろんな人の話をきいて、たくさんの本を読んで、それでも自分がなにをやりたいか、どういう道に進みたいか、まだよく分からないかもしれません。でも、それが普通です。いきなり18歳までにじゃあきめてね、という方が無茶なのです。だけど、大事なのは考え続けること。面倒くさいから周りに流されてればいいや、とかって終わっちゃうのが一番ダサい。よくわかんないけど、それでも考え続けて、世の中からヒントを得ようとし続ける、そうやって生きていくと、だんだん見えてくるもの、まとまった考えが出てくるものです。いっぱい考えた分、他の人にはない自分だけの価値観で生み出した結論があれば、それほど納得感あるものはないし、そうやって自分の人生を生きられたとしたら、ものすごく素敵だと思いませんか?