現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

まだ学歴フィルターで消耗しているの?学歴フィルターを逆手にとって効率的な就活を

最近も帝京大学だと満席なのに、早稲田大学だと企業説明会が空席表示になるというニュースで就活における学歴フィルターの存在が話題になってますね。

なんで学歴フィルターなんか存在するんだ!と思う方もいると思いますが、一就活生が声を上げたところでシステムが変えられるとは到底思えません。

むしろ、学歴フィルターの存在を逆手にとって効率的に就活を進められるように考えていきましょう。

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学歴フィルターとは

まず学歴フィルター自体は確実に存在します。

私は慶応出身ですが、参加自由型のセミナーであったり、とくに制限が設けられていない一般的な説明会であっても、同じテーブルにすわった5人が全員早慶以上の学歴というのも珍しくありませんでした。学歴フィルターが働いていないと、確実にこのような現象が何回も起こるわけないですよね。

学歴フィルターそのものに関しては下記のまとめサイトが完結に書いてくれているので、参考にしてください。

matome.naver.jp

 

なぜ企業は学歴フィルターを設定しているのか

そもそも企業側にも採用の間口を自分から狭めてメリットはあるの?と考える人もいるでしょう。たしかに、企業にとって人材のダイバーシティの確保は非常に重要なので、企業からしてもわざわざ人材のプールに偏りが生まれるような学歴フィルターはあまり好ましい一手とは考えられません。また、学歴がいい=仕事ができるという関係式もあまり通用するとも思えないので、その点からも学歴フィルターは本来学生と企業側、両者からもてもこの採用方法は決してベストなシステムではないかもしれません。

ただ一方である程度のところまでは学歴がレベルの高い人材の一つのベンチマークになるというのも間違いではないでしょう。

例えば私が内定をもらった外資コンサルティングファームの人事の方、私がサマーインターンにいった外資投資銀行の方、どちらも学歴フィルターを採用していないと言っていました。一方で、普通に面接等の選考をして生き残った学生を見ると東大と慶応ばっかりになるのが不思議だとも言っていました。

 

そもそも採用にかけられるコストと時間が無限大にあるのであれば、 エントリーしてくれた学生全員に対して面接を行い、実際に目で見て判断するというのがミスマッチを減らす一番の方法だと考えます。

一方で各企業、採用活動にかけられるコストは限られていて、面接に対応できる時間も無限にはありません。そこで学歴という一種のラベリングによって確率を少しでもあげようというのもベターな方法ではあるかと。

 

学生側はどうするべきか

じゃあ、学生側はこの学歴フィルターにどう向かっていくべきかを考えていきましょう。

取りうる選択肢は二つ。①抵抗する順応する

学歴フィルターなんて胸糞悪い!こんな制度俺らの世代で終わらせるぜ!と意気込んで、SNS等で主張を発信したり、自分が実際に学歴フィルターにあった経験なんかをつぶやいても、あまり効用が生まれるとは思えません。なぜなら企業としてもやりたくてやっているわけではないですし。今まで暗黙のルールみたいなものであったのが、ネットが発達して、口コミサイトとかも皆さんが活用するようになって、それが明るみになっただけなので。

 

ここはうまく順応するのがいいかと思います。

というのも、学歴フィルターがあってそもそもどんなにウェブテストで高い点とっても受からない、みたいな企業に対して、自分の有限な時間を削っていろいろ企業情報を集めたり、志望動機ねったりするのはくそほどに時間の無駄遣いになるからです。

じゃあどうやって学歴フィルターのある企業を見分ければいいの?となるわけですが、それこそテクノロジーの発展を学生側も利用すればいいわけです。

例えばOB訪問。それも同じ大学出身の人に対して。いまはビズリーチのサービスなんかで楽に同じ大学の先輩にOB訪問できますからねえ。

同じ大学出身の先輩に話を聞けるOB/OG訪問ネットワーク「ビズリーチ・キャンパス」

先輩に話を聞いて、同期に出身大学の割合なんかを聞けば、内部の事情がわかって、対策もできていいことづくめです。

 

あとは、就活情報サイトですね。お勧めは就活ノートです。

今までの就活情報サイトは、企業側が一方的に自社の宣伝をするために記事を書いていただけだったのですが、こちらのサイトは、登録している就活生がリアルな就活記事を書いて、それを就活生が読むというシステムになってます。企業バイアスが働かないので、ありのままの実態を知ることができます。例えば自分のエントリー時の空席情報と書き込みの情報がまったく違うことが頻繁に起こっている企業なんかは、学歴フィルターがあるとおもっていいでしょう。

就職活動中の就活生がつくるリアルな就活情報・選考レポート【就活ノート】

 

まとめ

 今の就活システムに嘆くよりも、それを逆手にとってどう立ち回れば自分が一番メリットを享受できるかを考えるのが重要です。

今回で言えば、学歴フィルターです。もともと合格可能性が限りなく低い、というかフィルターによってチャンスがもらえないような企業にわざわざ時間をかけるのも勿体無いので、OB訪問などで情報をあつめて、見切りをつけるべき企業には秒速で見切りをつけ、時間をかけるべきところに集中できるようにしましょう。