現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

売り手市場で勘違い〜マイノリティに憧れてしまうやつ

いよいよ就職活動が解禁になりましたね。弊社の入り口にも、ob訪問の待ち合わせとみられる学生がたくさんいらっしゃいます。昨今は空前の売り手市場と言われており、一定の学歴があれば、大手企業であってもわりと簡単に内定がもらえるかと思います。

そんな今日で、売り手市場というタイミングだけの問題なのに、自分に過剰に自信をもってしまし、ベンチャー起業や転職中心で新卒採用なんて一握りの会社に進もうと思う勘違い君が多い気がするので、そのことについて書いていきます。

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本来、就職活動はかなり厳しいものです。何も成果を上げていない学生が、社会人になるといきなり月に20万近く給料をもらうようになります。新入社員が一人前になるまで数年かかるとしたら、企業としてはその最初の2,3年は本当にただコストだけかかる状態が続きます。

そんなわけで、企業は通常内定を出す学生を非常に厳しく選別します。コストがかかるのであれば、それに見合ったリターンを獲得しなければ採算が合わないからです。体力が続くのか、会社にずっといてくれる忠誠心があるのか、スキルアップを望む素直さと謙虚さがあるのかなど項目は沢山あります。

ですが、好景気が続いているので、企業の学生に対するハードルが低くなっています。ということは、普通であれば難関と言われる超大手企業に今は入りやすい状態にあるというわけです。

 

んで、じゃあなぜベンチャー企業などのマイノリティに行くのをお勧めしないかという、君は実力で大手に受かったのか、タイミングでたまたま受かってしまったのか見極めていますか?というのを問いたいからである。

ベンチャーや少数精鋭のプロフェッショナルファームにわざわざ新卒で行くのであれば、能力的には大手には余裕で受かる人がいった方がいいと思います。なぜならそういった企業は充実した企業研修等はなくいきなりOJTで、ということが多いからです。

敬語や電話の取り方、基本的なエクセル・パワポ・プレゼン等の基礎スキルは習得済み、あるいは言われればすぐにマスターできるという人じゃないと、意味ないからです。

 

一方で大企業にしがみついていれば、成熟した社内研修、若手のやるべきことがフローチャート化されていて、明白にステップを踏めるのです。

 

 

なぜこう言った記事を書こうと思い立ったかというと、OB訪問とか結構受けることも増えてきたんですけど、超大手に内定もらえること前提で、バイサイドどうですかね?とか外資コンサルどうですかね?とか頻繁に聞かれるので、まあちょっと落ち着けよと言いたくなったからです。

この時期にそういうこと聞かれても、外資はあとゴールドマンくらいじゃね選考残ってるの?とか思いつつ、笑顔で対応しているのです。

財閥の名前がついた大手に入った方が、コスパいいしまったり高級だし、遊ぶ時間もあるし、福利厚生充実してるし、、、いいことづくめですよ。

 

ま、それでもマイノリティがいいと判断するのであれば、きっとあなたはそういう性格なので、いいとは思うんですけどね。