就職活動で経験する面接っていうとグループ面接、個人面接、ケース面接、フェルミ推定などなど形式がいろいろありますよね。ユニークなのでいうと、某企業で30秒面接ってのがありますよね笑。まあ実際、営業の人なんかは、第一印象と声で大方先方から評価されてしまうので、あれはあれでとても理にかなってるのかもしれません。ケースやフェルミについては過去に紹介したものがあるので、ぜひ読んでみてください。
今回はこれらとは一風変わった、動画面接についてご紹介したいと思います。
米国ではすでに投資銀行が導入!
革新的な採用方法というのは、日本だとベンチャー企業などが奇をてらった形で導入するイメージがありますが、動画採用というのは実はすでに投資銀行のMorgan Stanleyが実施しているのです。ということは多分日本でも近いうちに動画採用が一般になる気がしますよね。(下記、投資銀行のモルスタがスナップチャットを採用に使っているよ!という記事のリンクです。)
Morgan Stanley is using Snapchat to recruit the next generation of bankers - CBInsight
しかもこれ、米国では一種の学歴フィルターとして使われているんですよね。スナップチャットのジオフィルター機能を使って、その人がハーバードだったりの、いわゆる向こうの高学歴大学のキャンパスで動画を撮らないといけないという応募資格が存在するみたいです。。。本質的なところはあまり変わってないようですね。
日本でも少しずつ・・・
先に紹介した動画就活ですが、日本でももう既に実施している企業もあります。私が就活していた時は、財閥系の大企業が自分のアピール動画を送ってくださいってのが一次面接で課されていました。考えようによっては何度でも撮り直しが効くし、リアルタイム面接でない分じっくり策を練る時間はあるし、友達と協力しあえるし、最高にやりやすいと感じる人もいるかもしれませんね。
ただ、この手の面接で一番難しいのが、企業側が一体何を目的としているのか見極めることだと思います。あまりに奇抜な動画でアピールしすぎて、企業側にはスベってしまう・・・という可能性もありますし、逆に真面目さを強調しすぎて普通に印象に残らず落とされる・・・というパターンもありますし。企業によって狙いや人事部のカラーなんかもありますので、こういう時はob訪問なりして、実際に受かった人(それもちゃんとその企業に就職して、内情もわかっている人)に直接聞いて、アドバイスなりそういった面接の企業側の意図を聞いたりするのが得策でしょう。効率的なob訪問については以前まとめたものがありますので、よければ参考にしてみてください。
まとめ
日本でも既に少しずつ普及し始めている動画就活。一番の難しさは、面接官と接触がない分、相手の意図が読めないという点にあります。適度に自分の色を出しつつ、それでもユニークさと誠実さ、真面目さもアピールするというバランス感が鍵になるのではないかと思います。自分で撮った動画を見返すと、あれ俺こんなしゃべり方なんだ、めちゃ聞き取りづらいなとか今後の面接に活かせる場面もありますし、せっかくなので、自分が志望している企業にこういった特殊な形式の採用フローがあったら、ポジティブに捉えましょう。就活も楽しまなきゃ損ですよ!