現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

また非効率なob訪問で消耗しているの?

就職活動で必ず話題になるob訪問。「お前何人訪問した?」みたいな無意味な数バトルも繰り広げられ、またob訪問中も1年目2年目の下手したら自分と同い年的な若手相手に偉そうにされる場面もあります。もちろん大多数の先輩方はしっかりとなんでも相談に乗ってくれて、至れり尽くせりしてもらえるのですが、今日はそんな就活の一つの鍵となるob訪問について書いていきます。

 

 

ob訪問の意義

まずob訪問とは、自分の大学のob・ogにお会いし、実際の仕事やその企業の実態について直接聞くというものです。ob訪問のメリットはやはり、実際にその会社で働いている人から、現場の生の声を聞くことができる点でしょう。しかも、人事部ではない部署の人から。会社の説明会なんかで「先輩社員の声を聞いてみよう」というコーナーが設置されていますが、あれはあくまでその企業の人事部が主導で、社員が変な回答しないか目を光らせています。いわば、その会社にどれだけ魅力があるか営業トークしてね☆というコーナーです。学生側としても、採用フローの一環であるわけで、なかなか残業どれくらいですか?とか給料カーブどうなっていますか?という本当はとっても大事で気になる点なのに、聞き辛いわけです。

一方で自分の大学の先輩後輩という立場で話が聞けるob訪問は、社員の本音を聞かせてもらえるし、またその会社のことだけでなく、社会人の先輩としても相談に乗ってくれます。例えば私がある業界3位の企業のob訪問をお願いした時は、その先輩は「正直業界1位のシェアが圧倒的でこれからも絶対にその地位は揺るがないだろうから、もし業界1位のその企業に内定もらえなかったら、この業界は来ない方がいいよ」と自分の会社をお勧めするのではなく、冷静に人生の先輩としてアドバイスがもらえました。

 

アポの取り方

じゃあ実際ob訪問はどうすればできるのか?というと、アプローチの仕方はいろいろあります。

大学のob訪問システムから連絡先をゲットする

・企業がホームページ等で推奨している(紹介してもらえる)

・実際に自分のコミュニティ(ゼミやサークル)からたどる

・企業の人事部に自分からお願いする

などなど。

ただ、一番上の大学のシステムを使うのは非効率で時間を無駄に消耗するだけなのでオススメしません。大学のob訪問システムでは、自分が気になっている企業名を検索すれば電話番号とメールアドレスを教えてもらえるのですが、ob側からすれば、人事部に頼まれたわけでもないし、直接知っている人からの紹介でもない縁もゆかりもない人から、後輩です!とかってこられても面倒臭いだけなんですよね。自分の評価につながるわけでもなく、ただ自由時間を奪われるだけで。。。僕も実際5社くらい大学のシステムからアプローチかけましたが、実際にob訪問まで繋がったのは1社ですからね。。。

最後の企業の人事部に自分からお願いするというのは結構勇気がいりますが、実は僕のおすすめです。例えば僕の友人で、どうしても金融のバイサイドに新卒で入りたい人がいたんですが、バイサイド新卒って当たり前だけど、ほとんど新卒採用してないんですよね。そこで彼は、片っぱしからメールなり電話なりして自分で先輩社員にアポとって、そこで情熱を見せて、実際に本来とってないのにインターンとかさせてもらって、採用フローを自分から開拓してましたね。企業からしても、そこまでガッツがあって、実際に行動に移せる学生って結構魅力的に見えるわけです。

 

就活支援系を使って見る

リクナビとかの就活サービスって積極的に使うの抵抗ある方もいると思うんですけだ、学生側は使わないと損なんですよね。あれ。

紹介料feeは企業側からもらっているので、実際学生は無料だったり、低価格でいろいろな企業の社員と知り合えるんですよ。

まあ正直イベントによっては、自分の目標とするレベルとちょっとマッチしてないなあと思うものもあると思いますが、面接の練習だったり、社会人相手に話すときの敬語の練習だったり、そういった場慣れ目的で僕もちょくちょく利用していましたね。たくさんそういうサービスあるので、自分で気に入ったの探すのが一番かとは思いますが、私が一番お勧めなのは、肉リーチですね。バック企業はビズリーチでしっかりした企業だし、焼肉食えるんで純粋にそこが魅力です。

最後に

よくob訪問って実際意味あるんですか?という質問を後輩から受けるんですが、ぶっちゃけ自分次第ですね。きちんと目的意識をもって、何を聞きたいのか、何のためにわざわざ自分の貴重な時間を割いているのかしっかり考えて、準備した上で臨まないと、ただの仲良しランチで終わってしまうので、気をつけてください。