現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

【通学中に!】歩きながらできる最強就活術: 成功への近道を効果的に探る方法

就活

 

はじめに: 就活は通学中だってできる!

 この記事では、私が就活生のときに実践していた歩きながらでもできる最強の就活術を紹介します。通学中にこそ、効果的な時間の使い方が可能です。現実世界ではありとあらゆる情報がそこら中に転がっています。いつもの通学経路でも、意識して観察してみると、今まで気づかなかった会社、見えていなかったビジネス構造など発見がたくさんあります。歩きながらの有効な活用法を紹介し、成功への近道を探る方法を解説します。

目に入るすべての情報を無駄にするな!

 通学中は、目の前に広がる情報が豊富です。これを上手に利用し、就活に役立つ情報を見逃さないようにしましょう。どのように情報を収集し、活かすかを具体的に解説します。

あなたが最寄りの駅に着くまでに、いったいどれだけの企業がそこで商売をしているでしょうか。コンビニ、薬局、クリーニング、不動産会社やアパレル店などいろいろな業界が自分の生活範囲に関係していることを改めて実感するでしょう。またコンビニで飲み物を買うときに、ふと横の棚をみれば清涼飲料水やエナジードリンク、菓子パンなど、消費者の購買意欲をそそるように魅力的な商品がたくさん品出しされています。そこで、立ち止まって考えてみてください。このペットボトルがこの商品棚に陳列されるまでにはいったいどういったプロセスがあったのだろうか。この企業はどのようにして商品を生産しているのだろうか。企業が新しい商品を開発するときにはどういったステップを踏んでいるのだろうか。自分はなぜ、いつもA社ではなくB社の水をよく買うのだろうか。いままで当たり前すぎて流してきた情報を一度きちんと整理してみてください。そこには業界分析・自己分析・志望動機などエントリーシートや面接時の回答のネタとなる情報がたくさん転がっているのです。

人々の行動を分析せよ!

 周囲の人々の行動を観察することで、就活において有益なヒントを得ることができます。たとえば、今日私が出社するとき、目の前に座っているビジネスマンは日経新聞を読んでいました。なぜこの人は電子ではなく紙の新聞紙をいまだに呼んでいるでしょうか?朝日新聞や読売新聞は読まないのでしょうか。今時若い世代はネットニュースを読んでいる人が多い印象があるけど、この先新聞業界はどうなっていくのでしょうか。そもそも新聞社は本当に新聞を販売することの利益だけがビジネスの根幹なのでしょうか。

このように日常的な風景の一つのシーンだけでも、就活という観点で考えるべきヒントが泉のように湧き出てきます。大切なのは、それらの疑問についてきちんと回答を用意することです。きっと〇〇だろう、とあいまいな回答ではなく、明確に自分の意見を持つことが大切です。私の場合にはスマホのメモに思いついた疑問を箇条書きで記録し、その日中に必ず四季報や業界本で調べ物をして、自分の回答を言語化してメモとして残しました。そして、OB訪問や人事部とのセッションがあるときには、逆質問の時間で自分のたてた仮設があっているか、その人の意見はどうかを質問するようにしました。

社会人の立場からすると、自分で疑問点を整理し仮説をもって調べ、意見を持つことができる学生は魅力的です。私も実際逆質問をした際に、いい質問だね!と話が弾み、結果的にはその人事担当の押しをもらえて、裏ルートの選考へ進むことができた経験もあります。

自分の行動を言語することで自己分析!

 自分の行動を振り返り、言語化することで、自己分析が可能です。例えば、東京駅近辺を歩いているとき、ラーメンストリートでラーメンを食べたとします。他にもたくさんおいしそうなグルメがひしめく中、なぜ自分はラーメンを選んだのでしょうか。当然味が好きだからという理由もありますが、ハンバーグやパスタではだめだったのでしょうか。実は味以外に、提供時間や混雑具合、お店から漏れ出ているにおい、などほかの判断軸を総合的に見ていたのではないでしょうか。このように自分の行動とその背景にある心理を言語化することで、自分がどういった思考をするのか、自分の選好はどういったところにあるのかが見えてきます。これは一種の自己分析になり、Who you are? つまり自分とはどういった人物なのかを説明できるようになる能力を磨けるのです。