現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

2019年に読んだオススメ本6選

年の締めくくりとして、2019年の1年間に読んできた本の中で特に他の人にもオススメしたい本を6冊ほど紹介していきたいと思います。今回はブログの趣旨に沿って、人生のキャリアや将来の選択肢、今から準備しておくべきことについて知識や考え方を深められる本を選びましたので、学生や若手社会人の方はぜひ参考にしていただけたらと思います。

では早速いきましょう!

 

①財産構築・生き方についてーお金持ちになれる黄金の羽の拾い方

お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方新版 知的人生設計のすすめ (幻冬舎文庫) [ 橘玲 ]

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感想(2件)

この本に出会ったのは上司にオススメされたのがきっかけでした。

「巷にはこういった資産構築系の怪しい本があふれていて、どれも大したことないけど、この本程度は読んでおいても損はないんじゃないかな?」と、けっして絶賛されながらの紹介ではなくて、暇なときに読んでおいたら?程度の紹介のされ方だったので、あまり期待はしていませんでした。

でも、たしかに有名な本だし、一度は読んでおこうかと思って手に取りました。

 

内容としては、複雑なことを説いているわけではないので、東京ー大阪間の新幹線の往復で読めてしまうくらいです。ただ、記載されている内容はとても役に立つものです。役に立つというよりかは、再認識できるといった表現が適切かもしれません。特段大発見的なことを主張しているわけではなく、資産を構築したければ、収入をあげるか・支出を下げるか、そしてその裏で資産運用によって着々と種金を増やしていく、という方法をとるしかない、というのがメインの主張です。

これは言われてしまえば当たり前のことだと思うのですが、改めてこの本を読むことでこの手法の大切さと再現性の高さを再認識できます。

 新社会人や数年目の若手社員が今一度読んで、将来の資産形成に向けて意識を再確認する、といった機会にうってつけの本ですので、オススメです。

 

②データと事実を正しく認識することの重要性ーFACT FULNESS

FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 [ ハンス・ロスリング ]

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感想(25件)

こちらは、データを正しく認識すること・常識や直感がいかに不正確であるかを学べる一冊です。

若手社会人は上司やチームメンバーのサポートを行うことが多いかと思います。データ収集や資料の作成など、いわゆる縁の下の力持ち的な作業を頼まれるた際に、意識しなければ適当な、あるいは誤った事実認識のまま進めてしまうことになってしまうかもしれません。

この本では、先進国で教育を受けた私たちが、イメージやなんとなくといった根拠とも言えない曖昧な理由をもとにつくった常識が、グローバル化の進んでいる現代においては、全くと言っていいほど事実と異なっていることを教えてくれます。

この本を読めば、自分の常識やなんとなくといった直感をいかに信用してはいけないか、バイアスを除いたデータに基づき客観的な事実把握を行うことがいかに大切かを学べることでしょう。

 

③ビジネス本の中で圧倒的1位!ーイシューからはじめよ

イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」 [ 安宅和人 ]

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感想(25件)

この本はコンサルタントが書いた論理思考、仮説思考の重要性とその実践を書いてくれています。私が今まで読んだビジネス本の中でベストな内容です。正直ビジネス本の類は一度読めばもういいやって感じの本が多い印象なのですが、この本は何回も定期的に読みたくなる本です。

 

職種や業歴によらず、根源的に仕事を推し進める・生産性の高い、質の高い仕事をするために必要なことを理解できます。

年功序列で残業するやつがえらい」といった日本思考型企業にいるとなかなかガッツが薄れてきてしまいますが、本来は同じ時間(定時)を与えられた中でより質の高い財を提供できる人が優れたビジネスパーソンです。

上司からある件に関する資料作成を頼まれた際に、3時間うんうん考えて結局調べ方やまとめた方がわからなくて、時間切れ残業に突入となるより、初めの3時間で成果物を提出できる方がいいのです。

この本は資料作成・プレゼン・交渉いろいろな場面でロジカルな考え、仮説思考の有効性を学べますので、ぜひ一読ください。

 

④配当再投資の無敵感ー株式投資の未来

株式投資の未来 永続する会社が本当の利益をもたらす [ ジェレミー・J.シーゲル ]

価格:2,420円
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感想(22件)

こちらもまたまた資産形成系と思われるかもしれませんが、この一冊は株式投資に限定し、より実践的な資産運用について学べます。

この著者のいいたいことは簡潔に言えば「企業の成長率と株価上昇率はイコールではない」ということです。つまり、成長率を見込んでベンチャー企業に投資して、でっかくキャピタルゲインを稼ぐぜ!って戦略はナンセンスで、老舗企業から着実に配当金をもらい、それらを再投資に回すインカムゲインを中心として投資手法がベターという主張です。個人的には目から鱗で面白かったので、ぜひみなさんにも読んでいただきたいので選びました。

 

⑤キャリアの切り開き方ーサードドア

サードドア 精神的資産のふやし方 [ アレックス バナヤン ]

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感想(1件)

 

2019年に話題になって書店にもかなり並んでいたのですでに読んでいる方も多いかもしれません。内容的には簡単というか小説のような感じで読み進められますので3時間くらいで読み切ってしまいます。この本はやや特徴的で、全員にオススメはしません。特に中堅社員以上は青臭くて読んでもあんまりいい気分はしないかもしれません。どちらかというと学生や新卒入社したてといった会社員の人に読んでいただきたい一冊です。

 

内容としては、自分とテレビやニュースに映る有名人・成功者と一体何が違うのだろうか?億万長者である彼らの初めの一歩はどういったものだろうか?といった疑問を持った青年が実際に彼らにインタビューしていく物語です。が、インタビューの内容というよりか、青年がどう著名人へコネクションをつなげていくか、といったところに主眼を置かれて書かれています。

 

⑥人生の優先順位をーHAPPINESS

ニューヨーク大学人気講義HAPPINESS GAFA時代の人生戦略 / 原タイトル:THE ALGEBRA OF HAPPINESS[本/雑誌] / スコット・ギャロウェイ/著 渡会圭子/訳

価格:1,760円
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感想(0件)

こちらの本のオススメ対象は仕事に疲れた人・将来が不安になる人に向けたものです。今一度自分の心に手を置いて、人生における優先順位を考えるといいのです。 

それがお金なのか、家族との時間なのか、趣味なのか。もっと踏み込めば、仕事についても、拘束時間なのか、やりがいなのか。商品を作りたいのか・誰かにものを教えたいのか・・・と優先順位を考えるといっても単純な作業ばかりではありません。突き詰めていった先に、ようやく取捨選択できる確かな優先事を発見できるのです。

だって、家族も自由時間もお金も基本的にはどれも大事ですもん。

全てを手に入れたいとか、逆に諦めるとかではなく、優先順位を決めることで、今何をまずはするべきなのか、具体的なアクションプランがイメージしやすい、そういった効果を期待できる本になります。

 

まとめーこれからも読書します

紹介ブログを書くために、2019年に読んできた本たちを見直していたのですが、この一年間で本から多くのものを学んできたなーと実感しました。

2020年も引き続き面白い本の発掘をしていきたいと思いますので、みなさんもオススメがあれば教えて下さいね!ではでは