現代を生き抜くための仕事術ハッキング

慶應義塾卒・マンツーマン型塾講師3年の経験から受験生と就活生・若手社員に役立つ情報発信を目的としています。

新社会人が転職!?自分の市場価値を常に意識せよ!

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さて、入社式も終わって街にも新入社員と思わしき方をたくさん見かけるようになりましたね。

この一週間はいかがでしたか。オリエンテーションや外部研修、もしくはもう実際にOJTに入っている人もいるかもしれません。思ったより社会人って楽だなあと感じている人もいれば、早くも自分にはこの会社は無理だ・・・と感じている人もいるかもしれません。

もちろん、新しいコミュニティの中に放り込まれて、新しい仕事・新しい人間関係の構築、今まで知らなかった社会人のルールなど、たくさんの変化に対応しなくてはいけませんから、多少つらいと感じるのは当たり前のことです。

しかし、もう少し経ってくると本当に自分はこの会社にあっていないだとか、こんな業務やるためにここにきたわけじゃないとか、パワハラ・セクハラが未だにまかり通っているとか、やめると判断するのに妥当な材料が出てきたりもします。そんなわけで、今日は転職することを見据えて、新社会人が気をつけるべきことを書いていきたいと思います。

 

 

会社は新入社員を飼いならそうとする!

まず、はじめに言っておかなければならないのは、普通に何も意識せずに最初の数年間を過ごしてしまうと、転職市場であなたは全く価値のない人材になってしまい、一生今の勤め先にしがみつくしかなくなってしまいますよということです。

というのも、転職市場で求められるのは、いわばその業界の知識がすでに備わっている即戦力が基本です。企業からすれば高いコスト(その人を雇うために支払う給料)をかけるのだから、新卒人材よりもスキルを求めるのは当然です。

一方で多くの会社が新入社員に対して最初の数年間で与えるのはジョブローテーションという仕組みです。営業・財務・経営企画などいわゆるフロント・ミドル・バックオフィス全てを経験させて、会社の文化を見につけてもらいそこから本配属させるというものです。企業カルチャーは身につくし、その企業全体の動きがわかってきますが、一方で転職市場で求められる専門性は身につきません。

 

ではなぜジョブローテーションなど存在するのでしょうか。

新卒採用をしている企業にとって一番痛いのが、手塩にかけて育てた新卒社員が、一番おいしいところ=会社に利益を還元してくれる世代になった途端に転職されることなのです。正直最初の数年間など、新卒社員が企業に利益をもたらすなんてことは稀です。なので、ジョブローテーションや転勤、寮生活などで社員を縛って、最初は専門性も身に付かず、いわゆるその企業しか通用しないスキルだけを高めてもらって、企業内熟練を育て上げ、気付いた時には転職なんかできないようにさせているのです。

 

大企業なんかだともっと姑息で、一般職の女性と結婚させようとしますからね。。。社内カップルなんかになったら、それこそもうその企業から逃げられなくなりますよ。

 

ランチや飲み会で自由時間を奪う

チームの人とのランチや飲み会というのは業務上のコミュニケーションを円滑にする上では、非常に重要ではあります。やはり、ただ社内で会話するだけよりも、お酒の場で多少フランクに仕事と関係のない話をしたほうが、仲良くなれますからね。

ただ、これも大企業に多いのが、その飲み会の数が異常に多いのです。もはやコミュニケーションやチームワークを深めるといった意味合いからは遠く外れてしまっている頻度で、かつ平日に二次回・三次会まで連れて行かれます。まあ、ここですぱっと「僕は一次会で帰ります!」と言える人はいいんですけど、普通は新人に選択権なんてありませんからね。それに実際に帰ったりなんかすると、なぜか一瞬で噂が広まり、あいつは付き合いの悪いやつだ。だから仕事もできねえんだ。とかって言われます。

んで、こういった飲み会に全て付き合わされると、自分の知識やスキルを高めるための勉強の時間、あるいはアウトプットの時間が削られていくわけです。

 

平日は残業+飲み会でクタクタ、だから土日も寝てばっかり、あるいは日頃のストレスを発散するために飲んでばかり、、、なんてことになって、そうするとまさにその会社でしか通用しない人脈・スキルだけが積み上がり、そしてお金もたまらないのでますます会社を辞めるわけにはいかなくなるわけです。

 

常に自分の市場価値を意識しろ!

いままで上げてきたように、企業は転職を防ぐために、自分の企業に都合がいい人材つまり企業内熟練の育成を前提に考えており、そのようなプログラムが組まれています。

なにも考えなしに、転職したい!とおもっても、転職市場での価値はなく、嫌だと思いながらも今の会社に勤めるしかない・・・となるのが大半のパターンです。

じゃあどうすればいいのか。やはり客観的な視点で自分を見ておかないとダメなわけです。

僕のオススメはMIIDASというサービスです。

これ、僕も実際に登録してますけど、保有資格、学歴、これまでの職歴なんかで自分の適正年収とか出してくれるんですよね。だから、資格勉強のモチベーションにもなるし、どういった企業がどういった人材を探しているのかわかり、じゃあ自分はどのような経験を積んでおかなければならないのかって逆算できるんです。

あと、このてのサービスには珍しく外資系の戦略コンサルとか結構レアな求人もしっかり掲載されてます。

企業内熟練にならないために、このサービスで自分を客観視することがまずは転職市場で価値ある人間になるためには大切だと思います。

そして、もうひとつ大事なのが自己研鑽を必ず続けることです。なんか巷では意識高い系とかって揶揄されることもありますが、ちゃんと目の前の仕事以外にも自ら進んで知識なり資格なり、人とのつながりであったりを新しく作っていく、勉強していくってのはとても大事なことなんですよね。例えば、仕事の成長速度って必ずしも自分でコントロールできない要因があったりするんですよ。例えばプロジェクトの案件数とか、プロジェクトの難易度とか。これらって長期的に見れば大体の人が同じ経験をできるんですけど、短期的に見ると一部の部署がたまたまたくさんの案件を受けたりするんですよね。もちろん案件獲得とか、仕事の受注数とかそれ自体が仕事をとってくるスキルなんですけど、若手の場合はこれらはしょうがないというか、どっちかっていうとマネージング層がやる仕事ですからね〜。なので、1年間の中で自分が忙しくないタイミングって必ずあると思うんですよ。その時にきちんと自己研鑽に時間を使えるかって、すごい成長の差につながるはずなんです。

でも、なんの勉強すればいいのかわかんねーよていう人は下記の記事読んでみてください。簡単にいうと、英語か会計かITの勉強やっとけば間違い無いよってないようです。

 

startingles.hatenablog.com

 

 

 まとめ

ただ闇雲に転職したい!ていって、現状よりもいい条件の企業に入れるなんて甘い世の中ではありません。

自分がもし転職したいと思っているのであれば、常に客観視して自分の何を高めるべきか、今の業務が世間的にはどう評価するのかを考えましょう。

 

ではでは今日はこの辺で